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活動方針(2009年度)

2009年度地域研究コンソーシアム活動計画

 

0.活動方針:

地域研究に関わる研究・教育・実務事業の相互利用を通した加盟組織間の交流強化

1.運営委員会

・ 運営委員会を年度内に3回(6月5日、11月(年次集会開催前日)、2月または3月)開催する。
・ 加盟組織から共催の申し込みや問い合わせがあった場合は、委員長が委員の誰かを指名して対応する。

2.年次集会

・ 2009/11/7午後に京都大学稲盛記念ホールで年次集会及び公開シンポジウムを企画・実施する。テーマ「地域研究の国際化」
・ 今後も年次集会の実施形態や広報体制などの検討を続ける。

3.広報

・ ホームページの移転
・ サーバー委託料
・ ニューズレターの発行(2号)

4.和文雑誌「地域研究」

・ 年2回の刊行を行う。10-1号、10-2号

5.大学院教育・次世代支援プログラム

(1)地域研究次世代ワークショップ 募集期間:6月15日~8月15日
募集件数:2件
(2)デジタル映像ワークショップ 趣旨:地域研究・人類学分野でのフィールドワークに必要な映像記録(写真・ビデオ)の技術・実践についての講習会
講師:齋藤秀一(東北アジア研究センター客員研究支援者)+高倉浩樹(東北アジア研准教授)
日程:9月10日(木)、9月18日(金)、9月25日(金)の3日間における15時間程度(各回独立形式として一回のみの参加も可)

6.情報資源共有化研究会

(1)研究会
 今年度は2回の研究会開催を予定している。今年度第1回の研究会は、「地図資料の共有化」をテーマとし、秋ごろ開催する予定である。発表は、東北大等の「外邦図」、京大東南研の「外邦図」、京大地域研のBPP、国土地理院の「クリアリング・ハウス」それぞれの関係者や、国会図書館地図室担当者に依頼したいと考えている。第2回研究会は、10月以降行う予定である。

(2)東南アジア逐次刊行物プロジェクト
 昨年度末に科学研究費補助金基盤研究(A)「アフロ・アジアの多元的情報資源の共有化を通じた地域研究の新たな展開」(代表:京都大学地域研究統合情報センター 田中耕司)と協力し刊行した『東南アジア研究逐次刊行物総合目録』のデータベース化とウェブ公開をすすめる。また、雑誌以外の逐次刊行物に関しても引き続きプロジェクト・メンバーを中心に検討する予定である。
  プロジェクト・メンバー:
   日本貿易振興機構アジア経済研究所図書館、東京大学経済学部図書館、東京外国語大学附属図書館、
   名古屋大学国際法政教育協力センター、京都大学東南アジア研究所国立国会図書館関西館、大阪大学附属図書館箕面分館のスタッフ

(3)地域環境情報ネットワーク形成
 地域研究コンソーシアム、フィールド科学センターネットワークおよび地球研が共同して企画している地域環境情報ネットワーク形成事業では、雑誌「SEEDER」の刊行(年二回程度)とパイロット研究の実施を中心に活動を行っていくことになっている。雑誌への投稿希望などの連絡照会は家田が担当する。また加盟組織に購読をお願いする。

7.地域情報学研究会

・ 地域研究における情報学の応用と事例研究,特に時空間情報処理の分析・解析に注目した研究会を開催する。研究会は,京都大学地域研究統合情報センター全国共同利用研究「時空間情報に着目した地域研究情報の創出」プロジェクトおよび関連科学研究費を中心とするいくつかの研究プロジェクトおよび情報資源共有化研究会との共催とする。2009年度は3回の研究会と1回のシンポジウムを予定している。

第一回 6月初旬 「地域情報学の展開」(仮題)
     場所:京都大学地域研究統合情報センター
     内容:研究・開発のフォローアップ
        出版にむけての準備
        GIS in the Humanities and Social Science 2009への対応
第二回 8月頃 「時空間情報処理ツールについて」(仮題)
     場所:京都大学地域研究統合情報センター
     内容:時空間情報処理ツールの開発状況と事例研究について
第三回 10月頃 「地名辞書」(仮題)
     場所:京都大学地域研究統合情報センター
     内容:地名辞書の開発状況
        地図目録情報について
        データクリアリングハウスの開発について
第四回 2月頃 「地域情報シンポジウム」
     場所:京都大学地域研究統合情報センター
     科学研究費補助金基盤研究(S)「地域情報学の創出(代表:柴山守)」
     科学研究費補助金基盤研究(A)「医療地域情報学の確立:疾病構造に
             着目した計量的地域間比較研究(代表:原正一郎)」と共催

8.社会連携研究会

①緊急・開発支援に関する研究会・シンポジウムの開催:
   ・ 研究会(@東京)3回
   ・ シンポジウム(@東京)1回
   ・ 難民映画上映会In関西(@京都、神戸など)
②研究・教育機関とNGO/NPOとの人材交流
③NGO/NPO活動経験の研究・教育機関への還元
④緊急・開発支援実践の事前調査、モニタリング調査への研究者の紹介:

9.地域研究方法論研究会

・ 統括班および各研究班によって研究を行う。
・ 研究班は、現行の5研究班のほか、2009年6月頃にJCASメルマガ等で公募した研究班によってそれぞれ研究を進める。
・ 統括班では、各研究班の研究内容をもとに、地域研究に関わる国内の大学等を会場として一般公開により研究会を行う。現在予定されているのは以下の2会場。これ以外の開催地は2009年6月頃にJCASメルマガ等で募集する。
  2009年6月26日 上智大学 主な話題提供者:福武慎太郎ほか
  2009年7月2日 東京大学 主な話題提供者:小森宏美ほか
  2009年10月頃 早稲田大学 主な話題提供者:調整中
  2010年2月ごろ 東北大学 主な話題提供者:高倉浩樹ほか
・ 研究会ウェブサイトを通して研究会の活動内容を公開。 http://areastudies.jp

10.事務局

・ 地域研究に携わる研究者とプロジェクト、研究組織間での情報交換、年次集会をはじめとする研究集会やプログラムを後援・共催するかたちでサポートする。
・ 加盟組織あて「地域研究メールマガジン」の充実とウェブページとの機能的な連携整備をめざし、コンソーシアムでの新たな活動の試みを支援する。

11.将来検討WG

・ 将来検討に関する答申を行う。

12.運営委員会組織表(更新日:2008/5/25)

部会/研究会等 第三期運営委員
運営委員会 ◎高倉浩樹(委員長)/赤嶺淳(副委員長)、
 村上勇介(副委員長、事務局長)
年次集会部会 ◎石川登、石井正子、柳澤雅之、丹羽典生、上野稔弘
広報部会 ◎柳澤雅之、林行夫、北村由美
和文雑誌『地域研究』部会 ◎小森宏美、村上勇介、家田修、野町素己
大学院教育・次世代支援プログラム部会
◎赤嶺淳、福武慎太郎、寺田勇文、堀坂浩太郎、宮原曉、
 村上勇介、三尾稔
情報資源共有化研究会 ◎北村由美、家田修
地域情報学研究会 ◎原正一郎
社会連携研究会 ◎阿部健一、石井正子、桑名惠
地域研究方法論研究会 ◎山本博之、高倉浩樹
事務局(ML管理含む)
◎村上勇介
将来検討WG ◎高倉浩樹、赤嶺淳、西井凉子、林行夫、柳澤雅之、黒木英充