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設立準備委員会(2004年1月)

地域研究コンソーシアム設立準備委員会

junbi-01.jpg 2004年1月9日、東京都内の学士会館において、ワークショップ「地域研究を?(クエスチョン)する」が開催されました。関係参加者約80名が、「地域ユニットをどうとらえるか?」「地域間比較の潜在力とは?」「地域研究はディシプリンか?」「地域とどう関わるか?」など、地域研究をめぐる基本的課題を自由に討論しました。このワークショップを契機に、2004年4月に地域研究コンソーシアムを立ち上げるための設立準備委員会が発足しました。

地域研究コンソーシアムとは?

地域研究を推進するための協議体です。研究機関だけではなく、NGOや教育機関をメンバーとする開かれたフォーラムです。また、協議内容を強力に推進するため、参加機関が協力して実施体制を構築することを目指しています。

地域研究コンソーシアムが目指すもの

(1)グローバル・イシューに対応した社会的発信力のある地域研究
(2)地域研究の空間的棲み分けを流動化し、時代の要請に即応した新しい研究枠組の構築
(3)地域研究に関わる研究情報の集積による国際研究交流の活性化とその社会還元
(4)地域研究に関する資料・データの効率的集積と公開のための制度的枠組の整備
(5)海外における国際共同研究体制の抜本的な強化
(6)プロジェクトに連動した、大学法人などを超える人的交流の促進

設立準備委員会の役割とメンバー

役割
上述の目的を実現できるように地域研究コンソーシアムの制度設計を行います。
メンバー
議長
 家田修(北海道大学スラブ研究センター長)
委員
 加藤剛(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科長)
 押川文子(国立民族学博物館地域研究企画交流センター長)
 石川捷治(九州大学韓国研究センター長)
 高木正洋(長崎大学熱帯医学研究所)
 田中明彦(東京大学東洋文化研究所長)
 田中耕司(京都大学東南アジア研究センター長)
 長野泰彦(国立民族学博物館企画調整官)
 中村安秀(ジャパン・プラットフォーム/大阪大学大学院人間科学研究科ボランティア人間科学国際協力論講座)
 野田伸一(鹿児島大学多島圏研究センター長)
 宮崎恒二(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所長)
 村井吉敬(上智大学21世紀COEプログラム「地域立脚型グローバル・スタディーズの構築」副研究代表者/上智大学外国語学部)
 毛里和子(早稲田大学21世紀COEプログラム「現代アジア学の創生」研究代表者/早稲田大学政経学部)
 山田勝芳(東北大学東北アジア研究センター長)
2004年1月15日現在
●この他に、東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻と東京外国語大学大学院地域文化研究科も参加の方向で検討中
連絡先:地域研究コンソーシアム事務局(国立民族学博物館地域研究企画交流センター内)
(このページに記載されている情報はこの記事が書かれた2004年1月の時点でのものです。)