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共同企画講義プログラム

(2) 地域研究コンソーシアム(JCAS)「共同企画講義プログラム」企画募集

 共同企画講義は、JCASのネットワークを活用して特定のテーマごとに講師陣を組み、大学等で開講する「出張講義」です。今日の世界にはさまざまな課題があり、しかもその多くは複数の地域にまたがって展開されるため、個人の研究者はもちろんのこと、大学や学部・研究科ごとに縦割りになっていては十分に対応できない状況が生じています。複数の大学の間で単位の互換制度を導入する試みもありますが、これに対してJCASの共同企画講義は、特定のテーマに関する専門家を複数の所属先から集めて講師陣とし、要望に応じて大学等に出張して講義を行います。それぞれのテーマについて、JCASのネットワークを通じて最も適切な専門家を集め、既存の大学や学部・研究科の枠にとらわれずに最先端の研究をお届けします。

■ 募集内容
 「アジアの自然災害と復興」「環境と人の移動」「言語と翻訳の政治」などの特定のテーマについて、JCAS加盟組織の中から最先端の研究を進めている講師陣を紹介します。講師陣の出張講義を希望する大学・大学院等を募集します。(中国やアメリカなどのように、一国あるいは比較的狭い地域に限定されたテーマの場合は「オンデマンド・セミナー」プログラムに応募してください。)

(1) 企画
 共同企画講義プログラムによる出張講義を行うための打ち合わせ等を行う国内旅費を助成します。出張講義の開講先の機関で開講の正式な手続きを経て、次年度の共同企画講義プログラムの「実施」に応募してください。
 助成金額 企画15万円(上限)、採択予定数2件

(2) 実施
 共同企画講義プログラムによる出張講義を当該年度に実施するための国内旅費を助成します。
 助成金額 50万円(上限)、採択予定数1件

■ 実施の条件
・ 「企画」の場合は打ち合わせを、「実施」の場合は出張講義を2011年度中に実施してください。
・ 実施にあたっては、「地域研究コンソーシアムの共同企画講義プログラム」によるものであることを明示してください。
・ 実施後は、JCAS事務局に実施報告(800~1200字および写真数点)を提出してください。この報告はJCASのニューズレターやホームページなどに掲載します。また、企画責任者には年次集会で実施内容について報告していただきます。

■ 応募資格
・ 本プログラムの趣旨に合致する教育・研究機関。国内に所在する大学・大学院を主な対象として想定していますが、高校や官公庁・民間企業からの応募も受け付けます。JCASの加盟組織でなくてもかまいません。
・ JCAS加盟組織に所属する研究者または実務者をアドバイザーとして企画に加えてください(企画責任者を兼ねてもかまいません)。アドバイザーには、応募申請書の作成はもとより、会計をはじめとした事務運営の実際について適切な助言を期待します。アドバイザーが見つからない場合にはJCAS事務局に相談してください。

 下記の所定事項を記入した応募申請書をメールへの添付ファイルにより提出してください。応募書類はとくに書式を設けません。

■ 応募申請書に記載する所定事項
 (1) 企画名
 (2) 企画責任者の氏名、所属先、職名
 (3) 企画責任者連絡先(住所、電話、FAX、E-mail)
 (4) 企画の概要(講義題目や受講者に関する情報を含む。1200字以内)
 (5) 実施予定時期
 (6) 実施予定場所
 (7) 経費(費目ごとに分けて予定を記載してください。)

■ 採択基準
 (1) それぞれの大学、研究機関、実務機関の長所を生かし、連携、交流を促すことが見込まれること。
 (2) 企画の内容が斬新であること。
 (3) 地域研究の発展に貢献することが見込まれること。

■ 申し込み先
 地域研究コンソーシアム事務局(jcasjimu@jcas.jp)

■ 応募期間
 2011年6月30日(木)(必着)

■ 結果通知
 応募書類をJCASの研究交流促進部会および運営委員会で検討審議し、2011年8月上旬に企画責任者に採否を連絡します。採択の場合、実施に必要な事務連絡はあらためてJCAS事務局から行います。なお、採否についての問い合わせは受け付けません。

今年のワークショップ・セミナー


最先端の地域研究者によるエスノグラフィ論特別講義(2011年9月~2012年3月)
<カタストロフィ>を生きる―地域文化研究から見る災いの経験(2011年10月~2012年3月)

過去のワークショップ・セミナー


地域文化研究から見る災害と復興支援 (2010年10月~2011年3月)