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オンデマンド・セミナー

(3) 地域研究コンソーシアム(JCAS)「オンデマンド・セミナー」企画募集

 オンデマンド・セミナー・プログラムは、JCASに集う地域研究の「JCAS研究者バンク(仮)」をもとに、社会からの要望に応じて地域研究の専門家を紹介するプログラムです。長く学界を牽引してきた著名なシニア研究者や、現地滞在経験が長く対象地域に関する深い理解と最新の情報を持った若手研究者などのように、常勤の研究職に就いているかどうかにとらわれずに優れた地域研究の専門家を集めています。国内で学べる場が少ない言語や文字の講習、異文化社会で共同作業を進めるための知識や工夫を紹介するワークショップ、今日の世界における問題とその背景についての専門家の意見を聞くセミナーや講演など,具体的な企画に応じて地域研究の専門家を紹介します。大学の内外にいる優れた専門家の知識と経験を、それを必要としている人々のもとに届けます。

〈主な講師〉
田中耕司(たなか・こうじ)
京都大学次世代研究者育成センタープログラム・マネージャー(特任教授)。京都大学東南アジア研究所、同大学地域研究統合情報センターを経て、現在「白眉プロジェクト」をコーディネート。専門は、東南アジア地域の農業、生物資源管理など。講演可能なテーマは東南アジアの自然・生態・農業・資源管理問題。

毛里和子(もうり・かずこ)
日本国際問題研究所研究員、静岡県立大学教授、横浜市立大学教授を経て、1999年から2010年まで早稲田大学政治経済学術院教授。現在は同大学名誉教授。講演可能なテーマは、現代中国の政治と外交、東アジア国際関係、現代アジア論など。

油井大三郎(ゆい・だいざぶろう)
東京大学博士課程修了後、明治大学、一橋大学、東京大学を経て東京女子大学教授。日本学術会議地域研究委員会委員長。単著に『なぜ戦争観は衝突するか』『好戦の共和国アメリカ』などがある。講演可能なテーマは、戦争の記憶の日米比較、米国・アジア関係史、米国の多文化主義など。

 ここに挙げた3人のほかにもシニア研究者から若手研究者まで幅広い分野のさまざまな専門家をご紹介することが可能です。

■ 募集内容
 例えば「東南アジアの自然保護」「中国の外交政策の行方」「アジアにおけるアメリカの戦略」などの特定のテーマに関し、最も適切な地域研究の専門家を紹介し、実施のための資金を助成します。
 助成額10万円(上限) 採択予定数2件程度

■ 応募条件
・ 今回募集する企画は2011年度内に実施してください。
・ 実施にあたっては、「地域研究コンソーシアムのオンデマンド・セミナー・プログラム」によるものであることを明示してください。
・ 実施後は、JCAS事務局に実施報告(800~1200字および写真数点)を提出してください。この報告はJCASのニューズレターやホームページなどに掲載します。また、企画責任者には年次集会で実施内容について報告していただきます。

■ 応募資格
 本プログラムの趣旨に合致する教育・研究機関や官公庁、民間企業、市民団体等。

■ 応募方法
・ 下記の所定事項を記入したものを応募申請書とし,メールへの添付ファイルにより提出してください。
・ 応募申請書に書式を設けません。
 (1) 企画名
 (2) 企画責任者の氏名、所属先、職名
 (3) 企画責任者連絡先(住所、電話、FAX、E-mail)
 (4) 企画の概要(講演テーマや対象者を含む。1200字以内)
 (5) 実施予定時期
 (6) 実施予定場所
 (7) 経費(費目ごとに分けて予定を記載してください。)

■ 申し込み先
 地域研究コンソーシアム事務局(jcasjimu@jcas.jp)

■ 応募期間
 2012年1月末日まで随時募集
 (ただし、所定の採択件数に達した場合はその時点で募集を打ち切ります。)

■ 結果通知
 応募書類を地域研究コンソーシアムの研究交流促進部会および運営委員会で検討審議し、申し込みより2週間をめどに企画責任者に採否を連絡します。採択の場合、実施に必要な事務連絡はあらためて地域研究コンソーシアム事務局から行います。なお、採否についての問い合わせは受け付けません。