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JCAS社会連携プロジェクト「アジアと日本を結ぶ実践型地域研究プロジェクト」

社会連携部会では、地域研究コンソーシアム(JCAS)の加盟組織(または加盟組織に所属する個人やグループ)が行っている地域研究の社会連携活動を「JCAS社会連携プロジェクト」として紹介しています。JCAS社会連携部会プロジェクトについては社会連携部会のページをご覧ください。

プロジェクト幹事: 安藤和雄(京都大学東南アジア研究所・准教授)
プロジェクト期間: 2012年度

活動の目的

本研究では、中国、ブータン、バングラデシュなどのアジア諸国の農村開発関係者を招聘し、アクション・リサーチを実施している日本の各団体と草の根の農村開発に関する国際会議とPLA(参加型学習と実践)調査を実施することで、アジアから学び、アジアには日本の問題を発信するという、相互啓発による新しい農村開発の可能性を模索する実践型地域研究を実施する。

活動の意義

離農、離村の問題は、日本に固有の問題ではなく、今やアジアの開発途上国でも共通する問題となりつつある。アジアに先駆け日本農村がこの問題に取り組んできた。過疎地、限界集落と呼ばれる「在地」で暮らすこの問題に直面している当事者たちにより、インフラ整備や経済問題という従来の農村開発アプローチとは一線を画した文化的なアプローチによる「在地の自覚」に依拠した地域再生の取り組みが日本の各地で起きている。

本研究では、農村開発の事例をもとに、日本を対象とする地域研究の蓄積とアジア諸国を対象とする地域研究の蓄積を接合させることで、研究者が所属する社会に直結した地域研究の新しいあり方を検討する。

活動の計画

日本で農村開発をアクション・リサーチしている丹後棚田研究会、京都大学東南アジア研究所京滋フィールドステーション事業、高知大学自然科学系「中山間」プロジェクト、山口大学エクステンションセンターなどとの合同でPLA(参加型学習と実践調査)および「草の根の農村開発に関する国際ワークショップ」を実施し、日本人、中国、ブータン、バングラデシュ、ミャンマー、インドのいずれかから研究者またはNGOなど実践者をワークショップや研究会、スタデイ・ツアーなどのPLA(参加型学習と実践調査)に招聘する。

メンバー

安藤和雄(京都大学東南アジア研究所・准教授)
中村均司(丹後棚田研究会・代表/京都大学東南アジア研究所・特任教授)
市川昌広(高知大学農学部・教授/高知大学自然科学系「中山間」プロジェクト・代表)
辰己佳寿子(山口大学エクステンションセンター・准教授)