JCASイメージ画像

地域研究コンソーシアム地域研究方法論プロジェクト公募のお知らせ (終了)

地域研究コンソーシアム(JCAS)では、世界の今日的課題について研究を進めるとともに、その研究を通じて、研究する人々、研究対象地域に暮らす人々、研究成果を受け取る人々のいずれにとってもよりよい生き方の支えとなるような学術研究である地域研究のあり方を模索するため、JCAS地域研究方法論プロジェクトを実施しています。このたび、JCAS加盟組織である京都大学地域研究統合情報センター(CIAS)との共催により、JCAS地域研究方法論プロジェクトのもとで行われる共同研究ユニットを公募します。

(1)多様な専門性を持つ研究者が協働する仕組みとしての地域研究の歩みを踏まえた地域研究の意義と方法、(2)研究者以外の専門家・実務者による成果の活用を意識した地域研究の方法、(3)自身が社会生活する存在としての地域研究者の生活と研究の両立などの諸課題についての検討を通じて、学術研究と社会のそれぞれにおける地域研究(地域研究者)の位置づけを考えるような意欲的な共同研究ユニットが多数応募されることを期待します。

なお、本公募では、具体的な研究対象をもった地域研究を進めることを通じて地域研究のあり方について考える研究課題を募集します。特定地域の研究を深めるだけの研究課題や、具体的な研究対象についての研究を伴わずに地域研究のあり方についてのみ検討する研究課題は、採択の優先順位が低くなります。


****************  記  ******************
1.研究課題
以下のテーマに関する研究課題を募集します。
■地域研究方法論プロジェクト
・テーマ1 「地域研究方法論」
※テーマの詳細については該当テーマ名をクリックしてください。(CIASのホームページへ飛びます。)

2.応募資格
申請者(研究代表者)は、国内の大学その他の研究・教育機関の教員・研究職員、またはこれと同等の能力を有するとCIASセンター長が認めた者とします。

3.共同研究ユニットの構成
①公募研究を進めるにあたり、申請者を研究代表者とする共同研究ユニットを組織してください。共同研究ユニットの構成員(共同研究員)の上限は20名程度とします。共同研究員は常勤の研究職に就いている方に限定されません。修士課程(博士前期課程)に在籍中の学生については、共同研究ユニットへの参加を妨げるものではありませんが、旅費等の支給の対象にはなりません。
②研究代表者は、当該の研究テーマに沿った研究の推進を図り、研究会の主宰や研究成果のとりまとめを行います。申請が採択された場合、共同研究ユニットの運営の支援のためにCIASの教員が共同研究ユニットに参加します。(申請時にCIAS教員が共同研究ユニットの参加者に含まれている必要はありません。)

4.公募研究の期間
研究期間は1年単位(2013年4月から翌年3月まで)で、最長2年間とします。

5.採択件数
若干数を採択します。

6.申請方法
(1)申請手続き
所定の申請書(様式1)および共同研究員名簿(様式2)に必要事項を記入の上、電子メールへの添付によって提出してください。
申請書類:申請書(様式1) 
       (様式2)

報告書類:(様式3)
       (様式4)

CIAS以外の機関・部局に所属している方が申請者(研究代表者)となる場合、採択された後に申請者の所属機関(部局)の長による承諾書の提出をお願いします。
(2)申請期限
2012年11月30日(金) 午後4時(必着)
(3)提出先  
電子メール project (AT) cias.kyoto-u.ac.jp  ( (AT) を@に変えてください)
(メールの件名に「公募共同研究」への応募であることを明記してください。)

7.採否
JCAS社会連携部会の協力のもと、CIASの共同研究課題選考委員会で審査のうえ採否を決定し、2013年1月中に結果を研究代表者宛に通知します。採択された課題の研究計画書はJCASおよびCIASのホームページで公開されます。

8.経費
共同研究ユニットは、(1)国内共同研究会の開催、(2)国際共同研究の推進、(3)データベースの構築、(4)シンポジウム・ワークショップの開催、(5)成果出版、のいずれか(複数可)によって研究活動を行うものとし、それにかかる経費をCIASが支援します。
共同研究員(および共同研究員以外の共同研究ユニットの研究活動への参加者)には、当該研究の運営に要する費用(研究会開催経費、研究会出席旅費、海外招聘費等)がCIASの規定にしたがって支払われます。2013年度は、一研究ユニットあたりの研究費として年額80万円までを予定しています。(2013年度のCIASの予算状況によっては、採択後でも研究費を減額する可能性があります。)
なお、研究計画を立てる際には以下の各点に留意してください。
・国内共同研究会は、原則としてCIASまたは研究代表者の所属機関で開催するものとします。
・国際共同研究の推進とは、すでに継続的に研究上の協力が行われている海外の研究機関を訪問して調査や研究打ち合わせを行うものを指します。現地調査のためだけの国外旅費は認められません。
・いずれの費目に関しても、経費の算出および執行は科研費プロジェクトに準ずる形で京都大学の規定に従います。

9.研究成果の公開
本公募共同研究では、JCASとCIASのそれぞれに対して研究成果を報告していただきます。
研究代表者には、公募研究終了後、実績報告書(様式3・4)とともに研究成果をとりまとめてCIAS共同利用・プロジェクト構想委員会に提出していただきます。研究成果(中間段階での成果も含む)については、CIASの活動に関わるシンポジウム等での口頭発表や、CIASの出版物およびホームページ等での公開をお願いする場合があります。また、CIASでは、毎年4月末頃に、前年度に実施された研究成果の公開と共有を目的とした公開報告会を開催しています。本プロジェクトに参加する全ての共同研究ユニットにこの報告会での報告をお願いします。
また、JCASに対しては、JCAS地域研究方法論プロジェクトとして登録して研究を行っていただき、JCASの活動に関わるシンポジウム等での口頭発表やJCASの出版物およびホームページ等での研究成果の公開をお願いする場合があります。JCASでは、毎年11月初旬に年次集会を開催し、年間の活動状況を報告しています。本プロジェクトに参加する全ての共同研究ユニットに年次集会での報告をお願いします。

10.問い合わせ先
■地域研究コンソーシアム事務局
TEL 075-753-9616/FAX 075-753-9602
e-mail:jcasjimu (AT) jcas.jp  ( (AT) を@に変えてください)
■京都大学地域研究統合情報センター共同利用・プロジェクト構想委員会
TEL 075-753-9616/FAX 075-753-9602
e-mail:project (AT) cias.kyoto-u.ac.jp  ( (AT) を@に変えてください)

本公募要項は、地域研究コンソーシアム(JCAS)が京都大学地域研究統合情報センター(CIAS)と共催で実施する共同研究の公募です。本公募に関する詳しい内容は、CIASによる公募要項もご覧ください。
JCAS地域研究方法論プロジェクトを含むJCASの地域研究方法論部会の活動については、JCAS地域研究方法論部会のページをご覧ください。