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JCAS次世代WS「抵抗と解放の身体―ブラジル伝統芸能『カポエィラ』による対話と実践―」

主催・共催・その他 共催:Grupo NzingaカポエィラWS実行委員会
    地域研究コンソーシアム
    京都大学学際融合教育研究推進センター
      分野横断プラットフォーム構築企画
      研究大学強化促進事業「百家争鳴」プログラム企画
    京都大学地域研究統合情報センター
    NPO法人平和環境もやいネット
    JCAS社会連携プロジェクト
     「女性地域研究者のライフ・キャリアネットワークプロジェクト」
後援:駐日ブラジル大使館
種類 一般向け講演会
対象分野 社会・文化(宗教,民族,ジェンダー,移民),言語・文学・芸術
対象地域 ラテンアメリカ・カリブ海地域
開催地方 関東,近畿
開催場所(詳細) 東京会場:目黒区東山住区センター、品川区南大井文化センター、
       kurkku home(OMOHARA YOGA CLUB)

京都会場:京都大学稲盛財団記念館、京都市東山いきいき市民活動センター
開催時期 2014 年 09 月 05 日 18 時 00 分 から 2014 年 09 月 14 日 17 時 00 分 まで
プログラム 【東京】
9月5日(金)  [於]目黒区東山住区センター
         18:00~21:00 カポエィラWS・オープニングセレモニー
        
9月6日(土)  [於]品川区南大井文化センター 
         10:00~12:30 カポエィラWS 「楽器と動き」
         14:00~18:00 カポエィラWS 「楽器と講義」 

9月7日(日)  [於]目黒区東山住区センター
         10:00~12:30 カポエィラWS 「楽器と動き」
         14:00~17:30 カポエィラWS 「楽器と講義」
         18:00~21:00 前半のクロージングセレモニー

9月9日(火)  [於]kurkku home(OMOHARA YOGA CLUB/渋谷区神宮前2-18-21)
         19:30~21:00 講義
         『カポエィラの身体知
           -ノルデスチ(ブラジル北東部)文化のなかの女性-』
           ホザンジェラ・アラウージョ(バイーア連邦大学教育学准教授)
           パウラ・バヘット(バイーア連邦大学社会学准教授)
           ゲスト:三砂ちづる(津田塾大学国際関係学科教授)
【京都】
9月12日(金) [於]京都大学稲盛財団記念館
         12:30~13:00 カポエィラ実演
         14:00~16:30 講義
         『抵抗と解放の身体-ブラジル伝統芸能「カポエィラ」による対話と実践』
           ホザンジェラ・アラウージョ(バイーア連邦大学教育学准教授)
           パウラ・バヘット(バイーア連邦大学社会学准教授)
           ゲスト:宇野邦一(立教大学現代心理学部名誉教授)
                輪島裕介(大阪大学文学部文学研究科准教授)
                ウスビ・サコ(京都精華大学人文学部長・教授)
         18:00~20:30 オープニングセレモニー

9月13日(土) [於]京都市東山いきいき市民活動センター
         10:00~12:30 カポエィラWS 「楽器と動き」
          13:30~16:00 講義

9月14日(日) [於]京都市東山いきいき市民活動センター 
         10:00~12:00 カポエィラWS 「動き」
         13:00~14:30 カポエィラWS 「楽器」
         14:30~17:00 クロージングセレモニー     
概要 現代において、世界各国で盛んに行われるブラジルの伝統芸能カポエィラは、女性や人種等を巡る抵抗と解放の過程で、民主的なブラジル社会を作り上げる一助となってきた。カポエィラはアフリカ起源の楽器が奏でる音楽に合わせて行われ、戦い、遊戯、踊りの要素が混ざり合う芸能である。これは16世紀の奴隷制時代にアフリカからブラジルに連行されてきた黒人たちが作り上げたという歴史的背景がある。かつては奴隷が集い、団結力を育むものとして支配者から危険視され、政治的な思想統制の思惑に従い、法律で禁止された時代もある。
またカポエィラは男性の芸能という社会通念があり、女性が男性と同等の身体表現をすることに対する偏見は内部からも強く、女性の参加は長年認められなかった。こうした偏見の打開と、より公平な環境の構築が現在、実践を通して試みられている。本企画で扱うカポエィラ・アンゴーラは最もアフリカの起源に近く、伝統的であるとされるカポエィラの流派である。今回、グルーポ・インズィンガを率いる女性研究者(カポエィラ師範でもある)二名を招聘し、この芸能の継承と実践を通して、ブラジルが抱える社会問題にどのように向き合ってきたかを学び、更に比較の視点から日本社会に生きる我々の問題意識も再考したい。尚、これは両講師が本国で携わる「人種関係、文化、および黒人アイデンティティにおける教育と研究プロジェクト」や「女性学際研究センター」での活動にも関連する。カポエィラの実践を例に、それが自己のアイデンティティのみならず所属する共同体/コミュニティのアイデンティティの再獲得と再評価にどのように繋がっていくのかを考察する。
参加費 東京講演 有料/京都講演 無料 (カポエィラWSは東京・京都ともに有料)
対象 -
言語 その他の言語(通訳あり)(ポルトガル語)
連絡先 JCAS事務局
jcasjimu[at]jcas.jp
075-753-9620
URL http://nzingafotos.tumblr.com/
その他 詳細は上記URLをご覧ください。
京都講演の詳細⇒ http://www.cias.kyoto-u.ac.jp/event/?p=2412