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シンポジウム「忘却されざる記憶―60年後からみるマラヤ建国」

主催・共催・その他 主催:日本マレーシア学会
種類 研究集会
対象分野 政治・経済・法律,社会・文化(宗教,民族,ジェンダー,移民),歴史・地理・建築,戦争・平和・災害・開発,言語・文学・芸術
対象地域 東アジア,東南アジア
開催地方 関東
開催場所(詳細) 獨協大学東棟2階E-202会議室
(最寄り駅:東武スカイツリー線「獨協大学前」西口下車 徒歩5分)
https://www.dokkyo.ac.jp/daigaku/a02_02_j.html
https://www.dokkyo.ac.jp/daigaku/a02_03_j.html
開催時期 2017 年 10 月 22 日 09 時 00 分 から 2017 年 10 月 22 日 12 時 30 分 まで
プログラム 9:00 受付開始
9:30 趣旨説明 篠崎香織(北九州市立大学)
9:40 報告1 渡辺洋介(大阪経済法科大学)「マレー半島における戦争の記憶をめぐる相克:歴史教科書と戦争の追悼活動の分析を中心に」
10:00 報告2 松岡昌和(一橋大学) 「戦争の展示に見る日本占領下シンガポールにおけるメディア・文化政策」
10:20 報告3 及川茜(神田外国語大学) 「塞がれない穴:黄錦樹の創作におけるマラヤ共産党」
10:40 報告4 ラウ・ケクフアット(『不即不離』監督) 「「不在」の記憶から編み直すマラヤ現代史」
11:00 休憩
11:10 コメント1 坪井祐司(東京大学附属図書館 U-PARL)
11:20 コメント2 倉沢愛子(慶應義塾大学名誉教授)
11:30 総合討論
12:30 閉会挨拶 金子芳樹(日本マレーシア学会会長)
概要 個人や集団の記憶は、その個人や集団が過去を振り返るその時点での課題や状況の解決という意図のもとで、選択的に絶えず再構成されることが指摘されている。本シンポジウムでは、マラヤ建国から60年を経た現在において、マラヤ建国をとらえ直す試みがどのように展開しているのかを、追悼活動、博物館、文学、映画など各分野に即して検討するとともに、それらの試みが現在の社会におけるどのような課題の存在を示しており、その解決を意識しているのかに迫る。

2000 年代に入った頃から、マレーシアおよびシンガポールでは、建国にまつわる記憶をとらえ直す試みが主に文化活動の領域において活発化している。これらの試みには、建国の記憶から忘却されたり、周縁化されたり、抹消されたりした存在をとらえなおし、その存在を包摂するようにして建国の記憶を再構築しようとする視点が見出しうる。またこれらの試みには、建国後に国家運営を担った者から見れば多少の犠牲も致し方ない克服すべき課題としてとらえられた社会秩序の変化を、個人や家族、地域、コミュニティが対応を迫られた災いとしてとらえ、社会が災いからどのように再生を遂げたのか、あるいは遂げようとしているのかをとらえるような視点も見出しうる。

なお、本シンポジウムにおけるマラヤ建国とは、第一義的には1957年にイギリスから独立したマラヤ連邦を指すが、そこに至るまでに構想されたり、あるいはマラヤ連邦の成立に関連して構想されたりした多様な国家構想の試みをも射程に入れるものである。
参加費 入場無料、事前登録不要
対象 JAMS会員でなくても参加できます。
言語 日本語,その他の言語(通訳あり)(中国語(日本語通訳あり))
連絡先 JAMS事務局:secretariat〔@〕jams92.sakura.ne.jp
(〔@〕は@に変えてください)
URL http://jams92.org/conference.html
その他 本シンポジウムに関連して、ドキュメンタリー映画『不即不離―マラヤ共産党員だった祖父の思い出』(ラウ・ケクフアット監督、台湾・マレーシア、2016年)の上映会を10月20日に同会場にて開催します。詳しくは下記のJAMSウェブサイトをご覧ください。