JCASイメージ画像

平成30年度 公開講座「ロシアと北極のフロンティア:開発の可能性と課題」

主催・共催・その他 主催:北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター
種類 その他
対象分野 政治・経済・法律,社会・文化(宗教,民族,ジェンダー,移民),歴史・地理・建築,言語・文学・芸術,自然環境・農林漁業・食品
対象地域 スラブ・ユーラシア
開催地方 北海道
開催場所(詳細) 月曜日 北海道大学 人文・社会科学総合教育研究棟 1階 W103室
金曜日 北海道大学 人文・社会科学総合教育研究棟 2階 W203室
(札幌市北区北10条西7丁目)  ※会場が曜日毎に変わります。
開催時期 2018 年 05 月 07 日 00 時 00 分 から 2018 年 05 月 28 日 00 時 00 分 まで
プログラム 第1回 5月 7日(月)
ロシア北極圏の経済開発
北海道大学 スラブ・ユーラシア研究センター 教授 田畑 伸一郎

第2回 5月11日(金)
ロシア極東~北極圏の自然:北海道北方3000㎞の自然と人
国立極地研究所 国際北極環境研究センター センター長・教授 / 総合研究大学院大学・教授 榎本 浩之

第3回 5月14日(月)
あたらしい海の道:北極海航路、過去、現在、未来
北海道大学北極域研究センター 教授 大塚 夏彦

第4回 5月18日(金)
シベリア最古の住民:古アジア諸語を話す人々の言語と文化
北海道大学 スラブ・ユーラシア研究センター 共同研究員
永山 ゆかり

第5回 5月21日(月)
北極域におけるパラディプロマシー:北極政治を理解するために
北海道大学 スラブ・ユーラシ
ア研究センター/北極域研究センター 助教 高橋 美野梨

第6回 5月25日(金)
シベリア北方少数民族の年金生活者:村落におけるマイナーサブシステンスと交換の役割
東北大学 東北アジア研究センター 日本学術振興会特別研究員PD 大石 侑香

第7回 5月28日(月)
サハにおける人間と環境の相互作用
北海道大学 スラブ・ユーラシア研究センター 特任助教 後藤 正憲
概要 開講にあたって

気候変動、地球温暖化の影響を受けるなかで、北極域では急速な経済開発が進められようとしています。北極海の海氷面積が小さくなることにより、船舶の航行がスムーズになり、北極圏における資源開発も活発化しています。ロシアは北極域全体の陸地や経済活動の6割以上を占めていますが、北極域の開発は、ロシア経済の発展にとっても大きな意義を有するようになっています。2017年12月にロシアのヤマル半島で液化天然ガス(LNG)の生産が始められ、今夏にそれが北極海航路を通って東アジア諸国に輸出されるようになることは、北極域の経済開発が新たな段階に入ったことを示すものです。

 本講座では、このような北極域の開発がロシアのみならず、世界や日本にとってどのような意味を持つのかについて考えてみます。北極域や地球全体の自然環境に対してどのような影響があるのか、そこに住む先住民をはじめとする住民の生活や文化にどのような影響を及ぼしているのか、国際社会や各国の政府はその開発をしっかりコントロールできるのだろうか、こうした疑問に対して答えていきたいと思います。各講師は、北極圏の各地域でフィールドワークを行ってきた日本を代表する研究者の方々です。十分に満足していただける講義となることを確信しております。

田畑伸一郎(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター・教授)  
参加費 受 講 料 1) 金額 4,500円(全7回分) 1回のみ受講 : 1,500円 2回まで受講 : 3,000円 3回以上受講 : 4,500円 ※特定の講義のみの受講も可能
対象 満18歳以上の方であればどなたでも受講できます。
言語 日本語
連絡先 1) 申込期間: 4月2日(月)~4月27日(金) [土・日・祝日を除く 17時まで]

2) 申込先: 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター2階事務室 * 案内地図

〒060-0809 札幌市北区北9条西7丁目
Tel 011-706-2388  Fax 011-706-4952
E-mail: jimu@slav.hokudai.ac.jp

3) 申込手続: 別紙の受講申込書 (コピー可、ホームページよりダウンロードも可能) に必要事項を明記の上、
 指定の振込用紙にて受講料をお振り込み後、受付証明書(E票)を貼り付け、
 4月27日(金)までに上記申込先宛にご郵送、又はご持参下さい。
(※振込用紙の入手にあたっては、お申し込み先までご連絡ください。)
URL src-h.slav.hokudai.ac.jp/jp/open/
その他 1)駐車場がありませんので、公共の交通機関をご利用願います。
2)都合により、日程などの一部は変更になる場合があります
3)本講座で得られた個人情報については、本学の行事等の案内以外には利用しません。