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JCAS : Japan Consortium for Area Studies

地域研究コンソーシアム
2008年度第3回理事会/2009年度第1回理事会 議事録

日時: 2009年4月23日 午前10時〜12時15分
場所: 京都大学東京連絡事務所(東京駅日本橋口 サピアタワー10階)
出席者(敬称略): 家田修、毛里和子、岩下明裕、栗原浩英、油井大三郎、福田安志、
森明子、田中耕司、押川文子、高倉浩樹(運営委員長陪席)

 

報告事項

1.理事の交代について
  押川理事より、資料3により年度当初の所属組織の配置換にともなって、東京外国語大学AA研の大塚和夫理事が栗原浩英理事に、人間文化研究機構国立民族学博物館の小長谷有紀理事が森明子理事に交替した旨の報告があった。また、瀬川昌久理事については、東北大学東北アジア研究センター長を退任したが、理事を継続する旨の連絡があったことがあわせて報告された。

2.運営委員会から理事会への陪席について
  田中理事より、昨年度から理事会および運営委員会の連携強化のために、運営委員会から理事会に陪席者の出席を求めていたところ、今回理事会から運営委員長が陪席することとなったことが報告された。

3.理事会の事務担当の変更について
  田中理事より、押川理事の2008年度限りでの理事退任をうけて、理事会事務担当を田中理事が務めることが報告された。

4.ウェブサイトの更新、サーバーの変更について
  押川理事より、席上配付資料により、JCASホームページのデザイン/内容が更新されたことが報告された。なお、家田会長より、JCAS組織についての情報が更新されておらず、事務局として早急に情報更新にとりかかる必要があるとの指摘があった。

5.2009年度の年次集会開催日程・場所について
  押川理事、高倉委員長より、2009年度の年次集会を京都大学稲盛財団記念館において開催し、その担当者として石川、柳澤両委員が指名されていること、開催日程は未定であるが、通常どおり10月下旬〜11月上旬を目処に調整中であることが報告された。

6.『地域研究』9-1の刊行について
  押川理事より、資料4により、『地域研究』9-1(アフリカ特集)が昨年度末に刊行されたことが報告され、購読数を増やすよう要請があったことをうけて、家田会長からコンソーシアムメンバーへ購読勧誘のメッセージを出すことが表明された。

7.日本学術会議地域研究委員会からの報告
  油井理事より、席上配付資料により、日本学術会議で進めている「日本の展望」の草稿作成に係る地域研究委員会からの課題や論点を提示するに当たって、理事ならびにコンソーシアムに対して協力要請があった。あわせて、第4期科学技術基本計画作成に向けた地域研究委員会からの要望が紹介され、それをめぐって意見が交換された。

8.その他
(1)家田会長より、人間文化研究機構総合地球環境学研究所が事務局となり、環境学・情報学・地域研究の協力プロジェクトを概算要求事項として推進する計画があり、その準備活動を兼ねて、雑誌『Seeder』0号が刊行されたことの報告があった。

審議事項

1.2008年度活動報告について
  高倉委員長より、資料5および附属資料により、2008年度の活動報告が報告され、了承された。

2.2009年度運営委員会委員について
  高倉委員長より、資料6により、2009年度運営委員会構成案について説明があり、同資料のとおり承認した。なお、上智大学の3名の委員のうち、寺田委員については外国出張中のために未確認であるものの、確認がとれれば寺田委員を除く2名(堀坂委員、福武委員)となる可能性があることが報告され、その可能性を含めて委員会構成案が承認された。

3.運営委員会「将来検討ワーキンググループ(中間)答申」について
  高倉委員長より、資料7により、2008年度に運営委員会内に設置された「将来検討ワーキンググループ」による検討結果が運営委員会への中間答申として提出されたことの報告があり、その内容について意見交換があった。また、答申最終案が6月開催予定の運営委員会に提出される予定であり、運営委員会で承認後、理事会への要望として提出される予定であることが報告され、了承された。

4.研究プロジェクト等の新規加盟について
  押川理事から、先にメール理事会で審議された新学術領域研究プロジェクトの加盟申請に関して、メール理事会後の経緯の説明があり、あらためて、研究プロジェクトを加盟組織とするかどうかが諮られた。その結果、「地域研究コンソーシアム規約」第4条第3項にもとづいて、大型プロジェクト等を含めて幅広く加盟組織に門戸を開くのがよいとの結論を得た。それを踏まえて、資料8に基づき、今回申請のあった「ユーラシア地域大国の比較研究」(領域代表者:田畑伸一郎)の加盟を承認した。

5.自己点検・評価について
  資料9により、着手が遅れているコンソーシアム活動の自己点検・評価の進め方について田中理事から説明と提案があり、それにそって進めることが了承された。具体的な進め方については、田中理事と高倉委員長が連絡をとりあい調整することとなった。

6.「JCASセミナー」について
押川理事より、懸案となっている「JCASセミナー」の開催について現状報告があり、具体的な提案としてさらに検討したうえであらためて理事会へ提案することとなった。

7.2009年度理事会の開催日程について
  田中理事より、通常、理事会は年度初め、年次集会・総会開催時、および年度末に開催されており、2009年度もその予定で進めたい旨の報告があり、了承された。

以上

(文責 田中、2009年4月24日作成)