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地域研究コンソーシアム 2009年度第3回理事会 議事録

日時: 2010年3月9日(火) 午後4時〜6時
場所: 京都大学東京オフィス(品川インターシティA棟27階)
出席者: 家田修、栗本英世、柴山守(水野廣祐理事代理)、瀬川昌久、寺田勇文、西井涼子(栗原浩英理事代理)、三尾稔(森明子理事代理)、油井大三郎、田中耕司
新幹事組織代表者
(下線は組織代表者代理として):
李春利(愛知大学国際中国学研究センター)、大垣貴志郎(京都外国語大学京都ラテンアメリカ研究所)、古谷大輔(大阪大学世界言語研究センター)、山本博之(日本マレーシア学会)
オブザーバー: 立岩礼子(京都外国語大学京都ラテンアメリカ研究所)、林行夫(次期理事会世話役)、高倉浩樹(運営委員会委員長)

 

 開催にあたって、新たに幹事組織となる4組織の出席者の紹介と挨拶があった。また、議事に先立ち第2回理事会(2009年12月2日開催)議事録(資料1)について検討され、報告事項3の文言を修正の後、承認された。修正後の議事録は追って世話役から理事に送信することとなった。

 

報告事項

1.メール理事会の承認によるコンソーシアム新規加盟組織について
 田中理事より、第2回理事会(2009年12月2日開催)以降に開催された第47回および第48回メール理事会で承認された新規加盟組織について、資料2により説明があり、再確認された。

2.2009年度の活動報告について
 高倉運営委員会委員長より、資料3により、本理事会開催前に開かれた第25回運営委員会において、コンソーシアム加盟組織数、理事会・運営委員会、次期幹事組織について報告され、各活動分野の進捗状況報告や課題が検討されたとの報告があった。

3.日本学術会議地域研究委員会からの報告
 油井理事から、第2回理事会議事録の報告事項に関連して、現在、学術会議で人文社会科学系の大型プロジェクトとして、順位は定めていないが、@少子高齢化社会における老人学、A古典のデータベース化、B地域情報学の3課題が検討されていること、Bの課題については、コンソーシアムの活動とも関連するので、いくつかの加盟組織がその実現に向けて検討中であることが報告された。

審議事項

1.2010年度の幹事組織について
 資料3の附属資料1により、2010年度以降の幹事組織として、既存の8組織に加えて、新たに4組織(愛知大学国際中国学研究センター、大阪大学世界言語研究センター、京都外国語大学京都ラテンアメリカ研究所、日本マレーシア学会)が加わることが承認された。

2.2010年度の理事について
 現理事の交代、ならびに新規幹事組織の参加をうけて、2010年度以降の理事について検討され、2010年度以降は、以下の理事により理事会を構成することが承認された。なお、未定の組織については事務局から候補者を打診することとした。

現理事 新理事
家田修(会長)
岩下明裕(北大スラブ研究センター)
栗原浩英(東外大AA言語文化研究所)
栗本英世(阪大グローバルコラボレーションセンター)
瀬川昌久(東北大東北アジア研究センター)
田中耕司(京大地域研究統合情報センター)
寺田勇文(上智大アジア文化研究所)
福田安志(日本貿易振興機構アジア経済研究所)
水野廣祐(京大東南アジア研究所)
毛里和子(早大アジア研究機構)
森 明子(人間文化研究機構国立民族学博物館)
油井大三郎(アメリカ学会、日本学術会議地域研究委員会)
高橋五郎(愛知大学国際中国学研究センター)
高橋 明(大阪大学世界言語研究センター)
大垣貴志郎(京都外国語大学京都ラテンアメリカ研究センター)
宮崎恒二(日本マレーシア学会)
退任
継続
継続
継続
継続
林行夫(新センター長)
継続
継続/交代を要確認
清水展(新所長)
交代者を要確認
継続
継続
新規
新規
新規
新規

 なお、理事会世話役については、田中理事が定年により退職するため、事務局を担う地域研の林行夫新理事が世話役を担当することが了承された。

3.コンソーシアム賞の創設について
 懸案であったこの件について理事・運営委員懇談会で検討された結果をうけて、家田会長から資料5により提案があり、以下のような種々の意見が表明され、来年度の最初の理事会で引き続き検討することとなった。主な意見は以下のとおり。
・賞の種類や授賞数を多くすると「有り難み」がなくなる。学術的な「優秀さ」を評価するだけでなく、地域研究の発展に「貢献」したことを表彰する賞としてはどうか。
・若手への支援が必要。40歳くらいを目処にしてはどうか。
・授賞対象となる作品の言語についてさらに検討が必要。
・賞を授与することによって国内外へコンソーシアムの活動を発信するとなると、外国からの応募者は大変な数にならないか。審査が大変になる。
・賞を授与する以上、スポンサー付きのほうが魅力的。スポンサー探しが必要ではないか。

4.次期会長選任について
 地域研究コンソーシアム規約にもとづき、今期で退任する家田会長より、2010年度以降の会長候補者について本理事会で諮り、次年度開催の最初の理事会において新会長を互選いただきたい旨の要請があり、審議の結果、家田理事が宮崎恒二氏に新会長就任の意向を打診することが了承された。
なお、意向打診の結果が思わしくなかったときの備えとして宮崎氏に次いで、岩下理事、瀬川理事を候補者として想定することが了承されたが、出席の瀬川理事からは、拒否権も認めてほしいとの要請があった。
【付記】この件については、家田会長より、宮崎新理事が理事会会長就任を内諾された旨の報告がすでにメールで連絡されている。

5.地域研究学会連絡協議会との連携について
  油井理事より、日本マレーシア学会が新たにコンソーシアムに加盟したことを機に、コンソーシアムにおいて地域研究学会連絡協議会との連携可能性について検討を始めてはどうかとの提案があり、次年度以降の理事会で継続して検討することとなった。

以上

(文責 田中:2010年3月21日作成)