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JCAS : Japan Consortium for Area Studies

地域研究コンソーシアム 2013年度第3回理事会 議事録

日時: 平成26年3月10日 13:30〜14:30
場所: 京都大学稲盛財団記念館2階セミナー室
出席者: 宮崎会長、林副会長、今泉(平野理事代理)、上野運営委員(岡理事代理)、宇山理事、高橋理事、塚田理事
委任状: 三尾理事、清水理事、大橋理事、寺田理事、平野理事、田中理事
陪席(敬称略): 宮原運営委員長、帯谷事務局長、二宮
資料: (1)前回議事録 (2)メール理事会稟議事項(2013.11.9〜2014.3.7)
(3)新規加盟・脱退について(2013.11.9〜2014.3.7)
(4)2014年度JCAS賞募集要項、「地域公共政策支援センター」加盟申請書、同センター資料
(5)運営委員会各部会からの年度末報告書(研究企画部会・年次集会部会、次世代支援部会、研究交流促進部会、将来構想WG)
(6)JCAS NL No.15

議事に先立ち、会長より新任の塚田理事(人間文化研究機構国立民族学博物館)が紹介された。

議事

 

1.2014年度JCAS賞について

・宮原運営委員長より2014年度JCAS賞募集要項(案)が提示され、昨年度からの主たる変更点3点(@審査書類を必ずメール送付とすること、A研究作品賞および登竜賞については推薦対象作品(書籍)1点の郵送を義務付けること、B研究企画賞および社会連携賞の審査資料は原則3点以内とすること)が説明され、承認された。
・宮原運営委員長より2014年度の審査委員会については現行の審査委員5名のうち1名から職務上の都合により辞退の可能性が示唆されているとの報告があり、意見交換の結果、辞退の申し出があった場合には4名で進めるか、1名を補充するかについては来年度の理事会であらためて検討することが確認された。
・宮原運営委員長より、運営委員会での議論の結果として、選外者に対しても推薦者に対し審査結果を通知すること、受賞者への記念品贈呈を検討することが提案され、承認された。
・先に林副会長にコンタクトのあった、地域研究賞を設置している大同生命との関係構築について意見交換が行われ、理事会の方針として協力の可能性を模索していくことが確認された

2.各部会からの2013年度活動報告および2014年度活動予定について

・宮原運営委員長より、配布資料に基づいて、部会ごとの2013年度の活動について、また2014年度の活動予定について報告が行われ、承認された。
・宮原運営委員長より、特に対策の必要な2014年度の課題として、@次世代ワークショップへの応募を増やす工夫が必要となっており、そのために応募締切をより応募しやすい時期を考慮して年に2回(8月末、11月末)設定すること、また地域研究分野の大学院生への周知を強化するため文章を作成するなどして個別の広報を強化すること、A研究交流促進部会担当の公募プログラムへの応募を増やす工夫も必要となっており、そのためによりフレキシブルに応募できる仕組み(例えば、課題を募集しそれに加盟組織が共同参画するような形態や、企画の継続希望の受け入れなど)を検討することに運営委員会として取り組む意向であることが報告され、承認された。また、宮原委員長より、オンデマンドセミナーについては東南アジア諸国等への修学旅行にあたって高校からの応募が目立つようになっているとの報告があり、その方面への広報強化について意見交換が行われ、こちらから企画を提示する、旅行会社とも協力する、リーフレットを送付するなどの案が出され、今後も検討していくことが確認された。

3.運営委員会から依頼される事項の審議

・宮原運営委員長より、2014年度JCAS年次集会について、JETROアジア経済研究所において11月1日(土)に総会および一般公開シンポジウム、前日10月31日(金)に運営委・理事会・ワークショップ等を行う予定であるとの報告があり、承認された。今泉理事代理より会場や現時点での企画案(図書館ツアーが予定されていること、アジア経済研究所においてすでにいくつかのシンポジウムのテーマが議論されていること)について情報提供があり、それを受けて意見交換が行われた。2014年度年次集会はJCAS設立10周年と銘打って行うことが確認された。
・宮原運営委員長より、東南アジア研究所からJCASに対して例年と同じく公募による共同研究の審査協力依頼があったことが報告され、協力することが承認された。 B宮原運営委員長より新たな幹事組織の募集について理事会に協力が依頼され、意見交換の結果、平和環境もやいネット、筑波院人文社会科学研究科国際地域研究専攻を候補とし、会長からコンタクトすることとなった。高橋理事から近年地域研究分野での活動の活発な機関として科学技術振興機構(JST)の中国総合研究交流センター(CRCC)および名城大学アジア研究センターが紹介され、まずはJCAS加盟につき高橋理事を通じて打診することが承認された。また、幹事組織を増やすにあたって、幹事組織には運営委員を出していただくことがより重要であり、理事までは必ずしも要請しないことが確認された。
・宮原運営委員長より、運営委員会において来期運営委員長として再任された旨報告があり、承認された。

4.新規加盟

・地域公共政策研究支援センターからの加盟申請を審議した。同センターが日本の「地域」研究に特化した組織であると思われること、ならびに「JCASへの貢献」を記入項目に含む新しい書式ではなく、旧書式で申請が行われたことに鑑み、意見交換の結果、JCASの趣旨・規約等の熟読ならびに同センターの組織形態や研究体制の明示を示唆しつつ新書式による申請書の再提出を依頼し、その上で再審議することを決定した。

5.次期会長の選考

・宮崎会長より、選出母体の日本マレーシア学会の会長任期は今年3月末までであるところ、会長の交代が必要ではないかとの発議があり、会長は一時退出した。林副会長の議事進行により、意見交換が行われ、規約第6条第2項の適用により宮崎会長の再任には問題がなく、再任につき意見の一致をみた。宮崎会長は再度入室し、これを了承した。

6.その他

・高橋理事より配布資料中にある地域研究士とは何かとの質問があり、宮原運営委員長より説明が行われた。
・宇山理事より現在北海道大学スラブ研究センターが次世代ワークショップに応募枠を提供しているGCOEが今年度末をもって終了するので来年度は別の枠組みの提供を検討しているが、詳細をいつまでに知らせればよいかとの質問があり、宮原運営委員長より来年度に入ってからで可であるとの回答があった。
・宇山理事より4月末でスラブ研究センター長の任期が終了すること、後任は家田修氏であることが報告された。
・林副会長より3月末で京都大学地域研究統合情報センター長の任期が終了すること、後任は原正一郎氏であることが報告された。

以上

(文責:林 2014年3月10日作成、3月31日会長承認)