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JCAS : Japan Consortium for Area Studies

地域研究コンソーシアム2019年度第2回理事会 議事録

日時: 2019年 11月 1日(金) 午後3:30〜5:30
場所: 国立民族学博物館 第4セミナー室
出席者(敬称略): 速水洋子、仙石学、根本敬、高倉浩樹、西尾哲夫
委任状(敬称略): 阿部健一、川中豪、周星、土佐佳子、星泉、宮崎恒二
欠席(敬称略): 金子芳樹、平田收正
陪席(敬称略): 山本博之(運営委員長/事務局長)、飯塚正人(運営委員/次期事務局)

議事

 

0.はじめに

(1)2020年4月から事務局を担当する東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所から飯塚正人運営委員が陪席する。
(2)出席理事5名、委任状提出6名で定足数を満たしていることが確認された。
(3)前回理事会の議事録の内容が確認され、議事録として確定された。

1.運営委員会からの報告について

運営委員長より今年度の活動報告(年次集会、オンライン・ジャーナル、JCAS賞、事務局)および来年度の活動計画が以下のように報告され、承認された。
・2020年度の年次集会は上智大学アジア文化研究所で開催する。開催時期は11月頃とし、具体的な日程は会場組織と調整の上で決定する。
・オンライン・ジャーナル『地域研究』の第19巻第1号がオンライン公開された。第20巻第1号の原稿を募集している。冊子体で刊行されていた『地域研究』(第8巻〜第16巻)のバックナンバーのJ-stageでの公開を開始した。
・2020年度のJCAS賞の推薦受け付け期間は2020年4月2日から10日までとする。作品賞部門の二次審査の審査方法を変更し、1件の候補作品につき2人の専門委員を委嘱して、1人の専門委員が1件の候補作品について評価する。
・2020年4月に事務局を東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所に移転することについて、事務局移転ワーキンググループを置いて準備を進めている。事務局の担当業務であるJCASのウェブサイト(JCASHP)について、多様な端末で使いやすいデザインにすることを含む部分的リニューアルを進めている。JCASの関連組織である地域研究学会連絡協議会(JCASA)に対して、サーバの一部利用を認め、年に1度程度の情報更新をJCAS事務局が代行する協力を行っており、JCASHPのリニューアル後もこの協力関係を継続する。
・今後の活動計画として、@JCASの特色に沿った活動の検討おとびA加盟組織の研究交流のファシリテートの2つについては、引き続き活動の柱として掲げ、次期の運営体制が調整のうえで実施する。また、地域研究構想部会を新設し、複数組織が連携した研究課題、多様な情報を利用する地域研究の手法、地域研究における成果の評価などの検討に取り組む。

2.JCAS賞について

(1)JCASからの日本学術振興会賞への推薦について
・会長より、日本学術振興会賞に対するJCASからの推薦について、2017年度第1回理事会で「前年度のJCAS賞登竜賞の受賞者の中からJCASとしての推薦者を選ぶこととし、候補者が複数いる場合の推薦者の選定などについては会長に一任する」と決められたが、今年は登竜賞部門の推薦作品に作品賞を授賞したことから、「登竜賞の受賞者」を「登竜賞部門に推薦された作品賞の受賞者」と読み替えて日本学術振興会賞への推薦対象とすることが報告された。
(2)研究企画賞の推薦募集の再開について【審議】
・前回理事会で研究企画賞の推薦募集を再開することについての意見が出されたことに関して、運営委員長より、運営委員会で検討したところ、社会連携賞と研究企画賞の棲み分けが明確になるために推薦と審査がやりやすくなること、優れた研究企画を顕彰することはJCASとして意義があること、二次審査の審査上の負担はほとんど増えないことなどから、研究企画賞の推薦募集の再開が望ましいとの結論を得たことが報告された。審議の結果、2020年度から研究企画書の推薦募集を再開することになった。

3.その他

(1)運営委員長の選出について
・運営委員長より、2020年3月で任期満了となる現在の運営委員長の後任について、2020年4月に開催予定の運営委員会で選出し、4月1日から運営委員会までは今期の運営委員長が代行することが報告された。
(2)事務局移転について
・運営委員長より、2020年4月に東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所に事務局が移転することについて、毎年4月はJCAS賞の推薦受け付けから一次審査の資料発送まで事務局の作業が集中することから、JCAS賞の一次審査の担当割り当てと資料送付までは前年度の事務局が担当し、5月の連休明けから新年度の事務局組織が事務局機能を担うことが提案され、承認された。
(3)日本学術会議の提言について
・日本学術会議地域研究委員会地域研究基盤強化分科会による提言案のドラフトが回覧され、事務局でコメントをとりまとめて日本学術会議に連絡することになった。

以上