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JCAS : Japan Consortium for Area Studies

地域研究コンソーシアム
第24回運営委員会議事録(2009年度第3回)

日時: 2009年11月7日(土)10:00〜11:30
場所: 京都大学・稲盛財団記念館(小会議室)
出席: 18名(以下、敬称および名前略)
赤嶺 淳、家田 修、石井正子、石川 登、上野稔弘、北村由美、小森宏美、高倉浩樹、西井凉子、丹羽典生、野町素己、林 行夫、原正一郎、福武慎太郎、堀坂浩太郎、村上勇介、柳澤雅之、山本博之
議事録: 丹羽典生

審議事項

1.メール会議承認事項の確認

  ・次世代ワークショップの選考結果
 4件の公募があり、1件採用された旨報告された。また、以下のような問題点が指摘された。@次世代公募について、相対評価と絶対評価と年度ごとで、揺れが見られることもあり審査基準の明確化を図る必要性があること、A投票結果と公表を記載した表に0点の場合は、空欄として処理せずその旨明記すること、B応募数が依然として少ないため、同企画のさらなる周知を図る、C選考に際してメール会議だけでは限度があるため、審査委員が集まる機会を設けるべき。それに合わせて、旅費の拠出、公募時期の変更についても検討すべき、D選考結果について申請書にコメント・講評を附すべき。これは不採用とした次点候補者の再度の応募を促してAの問題点を補うためでもある。
 以上の点について、次世代育成作業部会で会議を諮り、福武が提言をまとめて提出することとなった。

  ・デジタル映像ワークショップ実施のお知らせ
  今年度の活動の報告がなされた。ワークショップの内容は改善されているが、出席者数の少なさが問題点として指摘された。来年度以降は、開催日の日程調整について配慮し、受講対象者が調査に出ていない時期を選ぶこと、週末に講習開催日を重ねることで出席者の交通・宿泊の便に配慮することが了承された。

2. 年次集会についての報告
 今年度の年次集会として、「地域研究の国際化」をテーマとする一般シンポジウムが開催されることが報告された。内容は、3部構成を取り、第1部として、加盟組織による、地域研究の国際化に焦点を当てた活動紹介、第2部として、「『日本型』地域研究とその発信」と題して、日本における地域研究の位置づけなどが発表される。そして最後に、第3部として、総合討論がなされる予定であることが報告された(詳細はプログラム参照)。
 なお参加組織であるフランス極東学院は、地域コンソーシアム加盟組織ではないが、ヨーロッパにおけるアジア研究の拠点としての地域コンソーシアムを運営していることから発表を依頼した旨、報告された。
  なお、年次集会やワークショップ開催に際して、活動報告書に盛り込むためにも、積極的に写真を取る必要性が指摘された。

3.運営委員の交代
 承認された。

4.理事会の報告
 報告はなし。

5.その他

 ・加盟組織への要請や助言について
 加盟組織からJCASに対して地域研究に関する要請や助言が求められた際には、事務局を通じて運営委員会に内容を諮り、運営委員の意見を取りまとめてJCASからの意見として回答することが決められた。

 ・地域コンソーシアムHPに2009年9月にカウンターを設置し、今後一年間に利用頻度の解析を行う。

 ・次期体制の引き継ぎについて。各部会の代表は新代表に引き継ぎを行う必要があることを考慮して、次回の運営委員会では、新しい運営委員にも陪席者として参加していただき、引き継ぎを行うこととなった。なお、次回運営委員会は第三期体制(2008-2009年度)の最終運営委員会であるので、各作業部会・研究会は、この1年間の最終報告を行う。また作業部会は、各活動についての引き継ぎ事項をまとめ提出する。

 ・新体制の幹事組織の公募について。公募の締め切りは2010年の1月中旬とすることが承認された。この点については事務局にスケジュールを早急に提案してもらうこととなった。

 ・次回の運営委員会は、3月9日14時から16時半、品川(京大事務所)または東京(北大東京事務所ないし東北大東京事務所)で開催されることになった。

 ・これまでの運営委員会で行われていたこととして、本務先だけでなく兼務等の所属先から推薦を受けて運営委員になることができること、その場合にはその運営委員の所属先は推薦した加盟組織とすることが前回の運営委員会で改めて確認された。