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JCAS : Japan Consortium for Area Studies

地域研究コンソーシアム
第35回(2012年度第1回)運営委員会議事録

      
日時: 2012年5月14日(月)13:00〜16:00
場所: 大阪大学吹田キャンパス 銀杏会館 会議室B
出席者: 宮原 曉、帯谷 知可、立岩 礼子、家田 修、塩谷 昌史、福武 慎太郎、星川 圭介、柳澤 雅之、山本 博之、西 芳実、    三尾 稔、伊藤 敦規、福田 州平、 甲山 治
陪席:二宮さち子
記録:甲山 治(京都大学東南アジア研)

審議事項

1.運営委員長

・第5期地域研究コンソーシアム(JCAS)運営委員会の始動にあたり、運営委員長、運営委員の交代について紹介があった。また、新たに副委員長として、帯谷委員、立岩委員が選出された。
・第5期運営委員会の始動にあたり、JCASの活動と仕組みの概要、ならびに加盟組織の連携の重要性に関して、「地域研究コンソーシアム(Webより抜粋)」 「地域研究コンソーシアムの仕組と活動について」にもとづき、説明があった。
・今年度、コンソーシアムウィーク(2012年11月第1週)の日程、会場について、年次集会、一般公開シンポジウム等については、北海道大学において11月3日、4日におこなわれることが確認された。
・今後の日程として、5月28日開催予定の理事会までに、各部会が今年度の活動計画と予算をとりまとめ、運営委員会での承認についてはメール審議にて行うことが確認された。
・前回運営委員会から、今回運営委員会までの期間中になされたメール審議について下記の通り紹介があった。
 3月6日(運営委員会議事録案の確認および来期への引き継ぎについて)
 3月6日(キャリアデザインに関する検討WGの設置について)
 3月17〜26日(『地域研究』編集委員長が運営委員に加わる事について)
 3月23日(「東南アジア研究の国際共同研究拠点」共同研究の審査会について)

2.研究企画部会と年次集会

今年度の計画として、2012年11月3、4日に行う年次集会(総会および一般公開シンポジウム)に関して、昨年度と同様のスケジュールで準備を進めることが確認された。 また、例年、シンポジウムの準備作業が遅れがちであるので、この点に留意し、年次集会やシンポジウム企画の作業効率化および他部会との連携をすすめ、早めに準備したい旨、説明があった。

3.次世代支援部会

  次世代支援部会の活動目標として、若手研究者支援および育成のため、次世代支援ワークショップの公募を実施し、財政的支援を行うとの説明があった。
 今年度の公募計画として、5中下旬から公募開始、6月の末には締め切り、7月のJCAS第二回運営委員会で決定する予定であるとの説明意があった。 また、昨年と同様に、次の4つの企画枠のもとに、公募する旨、説明があった。
今年度の計画として、2012年11月3、4日に行う年次集会(総会および一般公開シンポジウム)に関して、昨年度と同様のスケジュールで準備を進めることが確認された。
また、例年、シンポジウムの準備作業が遅れがちであるので、 この点に留意し、年次集会やシンポジウム企画の作業効率化および他部会との連携をすすめ、早めに準備したい旨、説明があった。
・「年次集会開催枠」(募集件数:1件)
・「東南アジア地域研究枠」(募集件数:1件)
・「境界研究(ボーダースタディーズ)枠」(募集件数:1件)
・「自由課題・自由開催枠」(募集件数:2件)

4.研究交流促進部会

  研究交流促進部会の活動の概要として、公募4プログラムについて説明があった。
・共同企画研究プログラム
・共同企画講義プログラム
・オンデマンド・セミナー・プログラム
・学会連携プログラム
 例年の応募状況として、昨年度は共同研究企画プログラムが当初、応募なしであったが、秋募集にて萌芽研究を一件採択(のちに辞退)。 共同企画講義プログラムを二件採択。オンデマンドセミナーは応募無し。学会連携プログラムは二件応募、一件採択。 上記以外に東南アジア研からの依頼で共同研究の審査を行い、二件応募二件採択、した旨、説明が会った。

5.情報資源部会

  これまでの活動の概況について、昨年度は主だった活動がなかったことが報告され、 今年度の活動計画について、各加盟組織が所蔵する資料を有効活用に資するため、運営委員会の場でブレインストーミングを行う旨、説明があった。

6.社会連携部会

  社会連携部会の活動の概要について、下記の通り説明があった。
・社会のニーズに対応するため、東日本大震災、タイ水害、トルコ地震などの直近の災害に関する活動を行った.東日本大震災への緊急対応、共同研究企画を行った。
・キャリアデザインを考えるワークショップを開催した。
・昨年度はお互いの活動を紹介し合って意見交換するための場として、 JCAS社会連携プロジェクトの見本市を企画していたが、応募が少なくできなかった。

 JCASの社会連携活動の担い手とおよび分野を広げるために、JCAS加盟組織の社会連携活動を「JCAS社会連携プロジェクト」として募集した結果、 年度末までに新たに下記4つの活動がJCAS社会連携プロジェクトに位置づけられた。昨年度までに社会連携プロジェクトとなっていたキャリアデザイン・プロジェクト、 研究・教育=NGO/NPP人材交流プロジェクトとあわせて、社会連携プロジェクトは6つになった。
−「災害対応の地域研究」プロジェクト(山本博之)
−地域研究と外交実践の連携プロジェクト(川端隆史)
−アジアと日本を結ぶ実践型地域研究プロジェクト(安藤和雄)
−女性地域研究者のライフ・キャリアネットワークプロジェクト(王柳蘭)

7.地域研究方法論研究会

  地域研究方法論研究会の活動について、下記の通り説明があった。
・昨年度は、雑誌『地域研究』における地域研究方法論の特集を組み、成果を公表した。

 今年度の計画について、下記の通り説明があった。
・今年度も、加盟組織等を会場した巡回研究会を継続して行う。
・現在、複数の幹事組織、運営委員の活動への参加を得ることで、部会化が視野に入って来ている。

8.広報部会

  広報部会の活動の概要について、下記の通り説明があった。
・現在ホームページは参加型になっていて、各加盟機関の担当者が自由に投稿できる。
・日常的な更新は事務局で行う.英文ホームページは活動報告が中心の簡易版である。
・ニューズレターは2011年9月3月に発行.すべての加盟組織の構成員に送っている。配布先は、1600ほどである。
・ポスターは広報部会長の所属先である京大地域研で作成している。

9.和文雑誌

  これまでの活動の概況として、和文雑誌『地域研究』は、2011年度には第12巻第1号(特集1:中東から変わる世界、 特集2:ヨーロッパの規範と国民国家の歴史認識)および第12巻第2号(総特集:地域研究方法論、JCAS賞受賞について)の2号を刊行した。
 和文雑誌部会の今年度の計画について、2012年度も年2冊の刊行予定しており、応募企画を編集委員会の中で時間をかけて議論し、 さまざまな企画と協力できるような自由度の高い『地域研究』を目指す旨の説明があった。
 また、『地域研究』の編集委員長(今年度は臼杵先生)が、運営委員会メンバーに加わることとなった旨、紹介があった。    運営委員には、地域研究の特集企画に応募していただきたい旨、依頼があった。(次の編集委員会が開催される6、7月まで)

10.JCAS賞

  JCAS賞の今年度の審査の方法について、作品賞に関しては、昨年度までは1次選考で5点推薦していたが、今年度からは、3点に変更するとの説明があった。
 また、作品賞、登竜賞に関しては、『地域研究』12巻2号に書評を掲載した旨、報告があった。

11.事務局

  事務局の業務について、従来業務に加え、次世代ワークショップ実施手続きの案内、各プログラムの仲介、コンソーシアム賞のロジ、 JCASホームページの更新の業務を行っている旨、紹介があった。
 また事務局から、メールマガジンの配信先に関して、現在399名であり、2011年度は69件の発信があったとの、報告があった。

12.JCAS予算の概要

  JCASの運営について、資料「JCAS予算の概要」にもとづき事務局から説明があった。JCASの各種プロジェクトは、関連部局の共催によって運営されることとなる。 共催組織が決まっていないプロジェクト等は、理事会に要望を出し、各加盟組織からの積極的な共催が得られるように働きかけをいただく。

13.今期の部会長、部会員の選出

  今期、運営委員会各部会の部会長、部会員を別添資料の通り、選出した。 なお今回、ご欠席の委員で、部会の所属が決まっていない委員については、事務局から意向を伺うこととした。

14.地域研究方法論研究会の部会化について

  地域研究方法論研究会から報告のあった同研究会の部会化の可能性について、複数の運営委員から参加の表明があり、 また活動の重要性も高いことから、部会とすることとした。

15.将来構想ワーキングの発足について

  将来構想ワーキングについて、資料「社会連携部会2011年度報告書」の報告された内容を検討するためのワーキングを発足することとした。 座長は立岩委員、構成員は、山本委員、西委員、宮原委員長。

16.JCAS賞の選考について

  JCAS賞の選考について、昨年度作成された申し合わせを確認し、2012年度の各応募に対して一次審査を担当する運営委員を決定し、 審査結果の報告などについての説明が行われた。

以上