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JCAS : Japan Consortium for Area Studies

地域研究コンソーシアム
第53回(2016年度第3回)運営委員会議事録

 
日時: 2016年11月4日 12:30〜15:30
場所: 京都大学稲盛財団記念館3階(中会議室)
出席者(14名): 越野剛(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター)、上野稔弘(東北大学東北アジア研究センター)、塩谷昌史(東北大学東北アジア研究センター)、錦田愛子(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)、石川博樹(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)、田中周(愛知大学国際中国学研究センター)、甲山治(京都大学東南アジア研究所)、帯谷知可(京都大学地域研究統合情報センター)、柳澤雅之(京都大学地域研究統合情報センター)、山本博之(マレーシア学会)、西芳実(日本マレーシア学会)、丹羽典生(人間文化研究機構国立民族学博物館)、宮脇聡史(東南アジア学会)、飯塚宜子(NPO法人平和環境もやいネット)、今泉慎也(日本貿易振興機構アジア経済研究所)(敬称略)
記録:柳澤雅之(京都大学地域研究統合情報センター)

【議題】

T.報告事項(各部会)
(1)研究企画部会(塩谷)
 一般公開シンポジウム『2050年の世界と日本−地域研究の推進体制』(11月5日)の開催について報告があった。これは11月6日に開催されるワークショップ『地域研究の底力−現場から考える−』と連携し、地域研究の将来性を考えるための研究会であること、また、研究会の成果は何らかの報告書として刊行されることが報告された。

(2)年次集会部会(帯谷)
1.年次集会:JCAS総会、一般公開シンポジウム、ワークショップついて報告があった。
2.コンソーシアム・ウィークとして、11月4日にMy database講習会が、6日に「地域研究の底力−現場から考える」ワークショップが開催される。
32017年度の年次集会は、東北大学東北アジア研究センターで開催される。

(3)社会連携部会(飯塚)
現在、社会連携プロジェクトとして登録されているのは、@災害・紛争への対応、A法と地域研究、B環境保全と地域知、C地域研究者のライフとキャリアの4分野であり、それぞれの活動が進行中である。

(4)和文雑誌部会(帯谷)
1.雑誌『地域研究』のオンライン・ジャーナルへの移行について説明が行われた。
2.雑誌『地域研究』(紙媒体)の16巻1号と2号が刊行された。
3.雑誌『地域研究』(紙媒体)の13巻2号のPDFをオンラインで公開した。
4.JCAS公開ワークショップと連動した記事の掲載を検討中。

(5)JCAS賞部会(塩谷)
今年度のJCAS賞の審査が終了、11月6日に公開される。授賞は4部門。

(6)次世代支援部会(甲山)
 次世代ワークショップ4件が採択。応募総数が少ないので、応募を増やす工夫が必要。

(7)事務局(西)
新規加盟組織が2件あり、現時点での加盟機関数は98。

U.審議事項
(1)和文雑誌部会(帯谷)
和文雑誌『地域研究の』オンライン化原案について、試作版を閲覧しつつ検討した。運営委員より以下のような意見が出された。
・掲載論文のダウンロード数など、ログ情報を取得してはどうか。
・PDF表示(ダウンロードして読む)か、HTML表示(画面上で論文を読む)かについては、今年度の予算、次年度以降の維持経費、作業にかかる労力等を考慮して、今年度の作業を決定する。
・オンライン化後の出版の刊行主体は、JCASになる。

(2)JCAS賞部会(塩谷)
1.JCAS賞応募件数を増やすための方策について
今年度の応募は少なかった。応募総数を増やすための方策について審議し、以下の意見が出された。
・多くの出版社に応募を依頼するのも一案。
・加盟組織に積極的に広報を行う。
・JCASのホームページを工夫する。

2.2017年度以降の審査委員をどのように選ぶか
2年任期ため、次年度は新たに審査委員を依頼する必要がある。JCASの運営体制が変わる中で、審査委員の選出方法と、審査のあり方について議論を行った。
・可能な範囲で、幹事組織の負担でJCAS賞の審査と受賞式を運営する。例えば、年次集会でJCAS賞の受賞講演会にすれば、幹事組織から受賞者に旅費が出しやすくなる。
・一次審査に当たる審査委員が、図書館で候補作品を借りて審査すれば、図書購入費を節約できる。
・候補作の推薦を過去の審査委員に依頼することも考えられる。自薦は従来通り残す。
・第二次審査の審査委員は、JCASの幹事組織外から選んだ方が公平性を担保できる。
 

V.その他
副運営委員長の山本博之氏は、今年度をもって副運営委員長を退く。しかし、運営委員は継続。

以上