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JCAS : Japan Consortium for Area Studies

地域研究コンソーシアム
第60回(2019年度第1回)運営委員会議事録

   
日時: 2019年 4月19日(金)10:00〜12:00
場所: 京都大学稲盛財団記念館 2階会議室(213)
出席者(9名): 安達大輔、荒武賢一朗、金丹、西井凉子、帯谷知可、岡田泰平、飯塚宜子、西芳実、山本博之
委任:坂本龍太、徐涛、思沁夫、戸田美佳子、林勲男、マウロ・ネーヴェス、柳澤雅之
欠席:飯塚正人、丹羽典生、王柳蘭、島薗洋介

配布資料

(1)年次集会部会活動報告
(2)オンライン・ジャーナル部会活動報告
(3)JCAS賞部会活動報告



【議事】

T.年次集会について

今年度の年次集会について以下のことが議論された。

・日程は2019年11月1日、2日、場所は国立民族学博物館とする。日程は理事会の承認を経て決定する。
・11月1日は運営委員会と理事会を行う。運営委員による研究会を開催してはどうかとの意見があり、会場組織の都合を確認して検討することになった。
・11月2日は総会、JCAS賞授賞式・記念講演、一般公開シンポジウム、懇親会を行う。JCAS賞の受賞者の人数などによって時間割を調整する可能性がある。
・一般公開シンポジウムは「グローバル化時代の文化力」というテーマが部会から提案された。登壇予定者の1名を基調講演にするなどして登壇者の所属組織や専門分野・地域があまり偏らないようにした方がよいとの意見が出され、部会で引き続き検討することになった。



U.オンライン・ジャーナル部会

オンライン・ジャーナル『地域研究』の刊行に関して以下のことが議論された。

・第19巻第1号は内部向けに刊行済みであり、最終確認の後に一般公開する予定。
・第20巻第1号については2つの特集企画の投稿の打診を受けている。
・バックナンバーのJ-stageへの掲載準備を進めている。
・学会ごとにジャーナルがある状況で『地域研究』には特定の地域や分野に収まりきらない研究成果を発表する媒体として意義があること、ただし対象とする分野や地域が幅広いこともあって査読者を確保して査読を標準化するという課題を抱えていること、特定の地域や分野に特化しないというジャーナルの特徴を際立たせるような広報の工夫も必要であることなどの意見が出された。



V.JCAS賞部会

JCAS賞について以下のことが議論された。

・今年度の推薦期間は4月2〜10日と例年よりも短く、推薦件数が減る可能性が危惧されたが、結果として過去最多の推薦があった。
・今年度は、作品賞12件、登竜賞20件、社会連携賞2件の推薦があった。作品賞で刊行時期が対象外であるものが1件あり、受理しなかった。
・4月11〜15日に部会でプレセレクションを行い、一次審査の対象を20件に絞った。部門の別を考えずに全体で20件を選ぶ方法をとった。
・英語の図書の推薦が増えていることに関連して、英語の図書は刊行年のみ書かれているものが一般的で、4月から3月までを年度の区切りとする現行の募集要項では年度の区切りがわかりにくい。JCAS賞の推薦では1月から12月までを年度の区切りとする案や日本語図書と英語図書で対象の時期をずらす案などが出されたが、3月末に刊行された図書をその年の11月頃に表彰することを考えると、対象時期は4月から3月までとし、英語図書については推薦時に刊行年月の記載を求めることにした。
・一次審査の割り当てを決めた。審査結果の提出締め切りは5月24日。



W.事務局

事務局に関連して以下のことが議論された。

・2人の副運営委員長(以下、副委員長)が今年度からどちらも運営委員でなくなったために副委員長が不在の状況が生じている。副委員長は部会長会議を構成し、運営委員長に事故があったときに代行する。慣例により、前期からの引き継ぎのために前期の運営委員長を副委員長に迎えていたが、すでに期が変わって1年が経つので今期はこの副委員長の後任は置かないこととした。また、次期への引き継ぎのために次期の事務局組織から出ている運営委員が副委員長になっており、その後任に西井委員を指名した。西井副委員長の任期は2019年4月19日から2020年3月末まで。
・2020年4月に事務局が東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所に移ることに伴い、事務局移転の準備等のためにワーキンググループを作ることになった。構成員は山本、帯谷、飯塚正の各委員。取りまとめ役(互選)のもとで必要な準備を進める。
・今年11月の運営委員会で次期運営委員長の自薦・他薦を募り、その場で合意が得られれば次期運営委員長を内定とし、合意が得られなかった場合には選出の時期と方法を引き続き検討することになった。
・京都大学東南アジア地域研究研究所から公募共同研究の審査依頼があり、慣例に従って部会長会議メンバーが対応することが報告された。
・金委員(年次集会部会)、飯塚宜委員(オンライン・ジャーナル部会から年次集会部会へ)、岡田委員(オンライン・ジャーナル部会)の今年度の所属部会が決まった。所属部会が未定の他の運営委員については、事務局から所属部会の希望をとって決めることとし、希望がなかった運営委員の所属部会は部会長会議で決めることになった。


以上