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地域研究コンソーシアム(JCAS)について

 地域研究コンソーシアムは、世界諸地域の研究に関わる研究組織、教育組織、学会、そして地域研究と密接に関わる民間組織などからなる、新しい型の組織連携です。2004年4月、これまで、多くの大学や研究機関などに散らばっていた地域研究の組織や研究者の団体をつなぎ、組織の枠を超えた情報交換や研究活動を進めるために発足しました。2015年12月現在、99の組織が加盟する、地域研究のアカデミック・コミュニティです。

 近年、学術研究や高等教育をめぐる財政的な状況は、厳しさを増しつつあります。しかし、地域研究は、人文社会科学における先端的な研究領域として、また文理融合的な学際的研究領域として、その重要性は高まりつつあります。とりわけ、21世紀において必要とされる地球社会の共生の道筋について考えるためには、世界諸地域に関する学術研究によって形成される知的基盤が不可欠です。

 地域研究は、広範な地域、分野に渡る専門家の連携によって、初めて意味を持つ研究領域です。また、地域における開発や援助などとの実践活動とも幅広く結びついています。地域研究コンソーシアムが設立されたのも、一つの機関ではカバーしきれない、広範な連携・共同を不可欠な要素とする地域研究の特質に由来します。

 地域研究コンソーシアムでは、組織の枠組みを越えて、研究、次世代養成、社会連携を相互的、双方向的に連動させ、参加組織のそれぞれが有している知や資源が幾重にも生かし、かつ、それを新たな知や活力として参加組織に還元することを目指しています。

地域研究コンソーシアム会長
宮崎恒二(日本マレーシア学会会長)