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年次集会

地域研究コンソーシアム 2015年度年次集会・シンポジウム のご案内

2015年度年次集会&コンソーシアム・ウィーク

2015年度地域研究コンソーシアム(JCAS)の年次集会ならびに一般公開シンポジウムを下記の通り開催します。年次集会は、地域研究コンソーシアムの多様な活動について報告すると同時に、加盟組織がそれぞれの持ち味を持ち寄り、組織の壁を超えた共同研究を推進する機会として、また、共同研究のための出会いの場として年に一度開催されます。年次集会では地域研究コンソーシアム賞(JCAS賞)の授賞式も行われます。

年次集会にあわせて行われる一般公開シンポジウムは、今年は「境界境域への挑戦と『地域』」というテーマで開催されます。事前登録の上で、関心のある方ならどなたでもご参加いただけます。たくさんの方々のご来場をお待ちしています。

なお、JCASでは、毎年11月頃をコンソーシアム・ウィークと位置付けております。今年は11月1日にAA研所蔵資料特別展示会「アジア諸文字のタイプライター」見学ツアー(17:40~18:00)を開催いたします。
http://www.jcas.jp/about/week.html

※また、一般公開シンポジウムに関してJCAS加盟組織以外から参加を希望される方は、JCAS事務局にお申込み頂けるよう、お願いいたします。
■申込方法:
氏名(フリガナ)、所属、住所、電話、emailをご記入の上、Eメールでお申し込みください(書式任意)。
申込締切:2015年10月22日(木)

■お問合せ・申し込み先:
地域研究コンソーシアム事務局
京都市左京区吉田下阿達町46
TEL:075-753-9620
EMAIL:jcasjimu[at]jcas.jp

期日:2015年10月31日(土)~11月1日(日)


会場: 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 アクセス

11月1日は託児室を設置致します。

★ご利用希望の方はJCAS事務局までお申込みください。
その際、お子様のお名前・性別・年齢(月齢まで)をお知らせください。
EMAIL:jcasjimu[at]jcas.jp
申込締切:2015年10月22日(木)



2015年度JCAS年次集会プログラム


11月1日(日)
第一部 9:30~12:00 総会
第二部 13:30~17:40 一般公開シンポジウム
「境界領域への挑戦と『地域』」

第一部 総会

司会:西芳実(JCAS事務局長/京都大学地域研究統合情報センター)
(1)会長挨拶 宮崎恒二(JCAS会長/日本マレーシア学会)
(2)JCASの活動紹介 (3)新規加盟組織紹介 西芳実
(4)活動報告 宮原曉(JCAS運営委員長/大阪大学グローバルコラボレーションセンター)
(5)次世代ワークショップ報告
 浅田晴久(奈良女子大学文学部)
 大野美紀子(京都大学東南アジア研究所)
 梶丸岳(京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター)
 橋本栄莉(九州大学人間環境学研究院)
 モハメド・オマル・アブディン(東京外国語大学世界言語社会研究センター)
 古川文美子(神戸大学人間発達環境学研究科)
(6)第5回地域研究コンソーシアム賞授賞式
(7)閉会の辞 西芳実

第二部 一般公開シンポジウム

「境界領域への挑戦と『地域』」

昨年、「イスラム国」は百年前に英仏が引いた国境線を抹消すると称してイラク・シリア間の国境検問所を爆破した。一方、内戦で分解に向かうシリア国内には何千というチェックポイントが築かれ、イラクではクルディスタン自治区が国家的領域の形成に向けて歩を進めてきた。パレスチナにおいてイスラエルが占領地拡大のために建設してきた分離壁、ガザ地区を完全封鎖する軍事境界線は人の移動を徹底的に封じ込めようとする。スーダンは新しい長大な国境線で南北に二分された。このように近年の中東地域を眺めると、国境が部分的に消滅したり、境界線が激増したりと、大きな変動が暴力を伴う形で起こっており、その暴力自体、グローバルな規模での様々なパワーが絡み合い、合成されて衝突した結果であるように見える。もちろん、これは中東に限った現象ではなく、黒海北岸地域やカシミールなどにも見られるし、日本においても沖縄を初め島嶼部にてその胎動が感じられる。また時間的スパンを長くとれば、同様の現象は世界各地で国民国家形成期に数多く見られたことであった。それでは、動的な境界地域に住む人々はこの動きに翻弄されるばかりなのだろうか。「境域」に生きる人々がしなやかに獲得してきた越境的空間・地域は新たな現実のなかでどのように立ち現れるのか。本シンポジウムでは、世界各地における事例研究を通じて、これらの問題を議論する。


プログラム
【趣旨説明】 黒木英充(AA研)
【発表・報告】
・報告1
 まっすぐな国境線―アラビアのロレンスとイスラム国
 保坂修司(日本エネルギー経済研究所)
・報告2
 見えない境界をめぐるパレスチナとイスラエルの攻防―国家承認、エルサレム、和平分割案
 錦田愛子(AA研)
・報告3
 ボーダーを堅牢化しない紛争―ウクライナほか環黒海地域の経験から
 松里公孝(東京大学)
・報告4
 アフリカの国境は紛争の主因か?
 武内進一(JETROアジア経済研究所)
・報告5
 ボーダーの形成と越境のダイナミクス―東南アジア海域世界の事例から
 床呂郁哉(AA研)

【コメント】
コメント1 清谷典子(国際移住機関(IOM)駐日事務所)
コメント2 岩下明裕(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター)


これまでの年次集会

過去に開催された年次集会(および設立集会)については以下をご覧ください。