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地域研究コンソーシアム 社会連携部会

「社会連携プロジェクト」募集のお知らせ

 地域研究コンソーシアム(JCAS)では、地域研究の成果を広く社会に還元するため、加盟組織が行っている社会連携に関わる活動どうしで知識や経験を共有するとともに、地域研究の社会連携のあり方を地域研究者と実務者をまじえて検討するため、地域研究の社会連携に関わるプロジェクトを募集します。

 募集の詳細につきましては、「社会連携プロジェクト」募集公募ページをご参照ください。

 

地域研究コンソーシアム 社会連携部会とは?

 地域研究コンソーシアム(JCAS)は、幅広いアカデミック・コミュニティに立脚して、グローバル・イッシューに対応する新しい地域研究を推進し、その成果を社会へ向けて発信する協議・活動体です。JCAS 社会連携研究会は、研究・教育機関、NGO/NPO、学会など世界の諸地域に関心をもつ多様な組織が加盟しているJCASの特徴をいかし、加盟組織それぞれがもつ知識や資源を有効に活用する活動をおこないます。

 

JCAS 社会連携研究会が目指す活動 ――研究・教育機関とNGO/NPOの連携

 社会連携部会では、様ざまなJCAS加盟組織がどのような連携を展開できるかについて、ブレーンストーミングをおこなってきました。その結果、地域研究の可能性を広げ、地域に関する専門的な知識を社会に還元し、さらに世界の諸地域で活動する日本の市民社会を発展させるために、研究・教育機関とNGO/NPOとの連携を進めることで意見が一致しました。具体的には、研究会・シンポジウムの共催、および双方の人材交流、といった活動をおこないます。

  1. 緊急・開発支援に関する研究会・シンポジウムの共催
  2. 研究者のNGO/NPOへの短期間・長期間派遣(緊急・開発支援や活動評価、専門的知識の提供が必要な場合など)
  3. NGO/NPOの緊急・開発支援に対応できる地域研究者の人材登録制度の創出
  4. 研究・教育組織におけるNGO/NPOでの活動経験の有効活用

 

地域研究とNGO/NPOが連携する理由(わけ)

〈地域研究者にとって〉
 グローバリゼーションの時代、世界の諸地域では、国家に加えて、国際機関、NGO/NPO、企業などの多様な人びとのネットワークがダミナミックに動いています。今日の地域理解はこれらの活動を包摂した視野をもたなければ成立しません。地域研究者にとって、NGO/NPOとの連携は、研究対象地域を多角的に考察し、地域社会の動態を理解するうえで、貴重な知見をもたらします。実践的な関わりから生まれる知識を積みあげるとともに、より現実的な社会への提言を行う感性を培う貴重な機会になると考えます。

〈NGO/NPOにとって〉
 NGO/NPOは、地域の実情にみあった活動を展開するために、活動地域の文化や社会に関する知識を必要とします。しかし、活動の現場では、地域に関する多角的な情報を収集している余裕はありません。NGO/NPOによる活動から、研究者による研究成果にも優る深い知見がうみだされることもありますが、それらを有効に社会に伝える機会は限られています。地域社会と対等な目線で活動を行い、活動の質的向上を実現しつつ、実践知を市民社会に還元するうえで、研究・教育機関との連携は、NGO/NPOに大きなブレークスルーをもたらすと考えます。

 

活動経緯


  ・2010年度活動報告(2010年7月現在)

 

シンポジウム

08.12.22 開かれた社会への支援をめざして:インドネシア・アチェ地震津波支援に対する学際調査より
08.01.12 継ぎ目のない、垣根のない人道支援を目指して:2007年東ティモール学際調査研究の経験から
05.04.09 緊急支援から地域再興へ:インド洋地震・津波災害と地域社会

ワークショップ

◆世界を対象としたニーズ対応型地域研究推進事業
 「人道支援に対する地域研究からの国際協力と評価」との共催

10.05.14(15回) 心理社会的ケアワークショップ:心理社会的ケアとは何か
10.04.28(14回) ジェンダーワークショップ:評価と研究から学ぶ
10.02.02(13回) ジェンダーワークショップ:開発支援から学ぶ
09.11.27(12回) ジェンダーワークショップ:人道支援から学ぶ
09.10.20(11回) 心理社会的ケアワークショップ:心理社会的ケアと青少年活動の違いについて;心理社会的ケアの評価方法について
09.10.05(10回) ジェンダーワークショップ:ジェンダーに配慮した支援戦略
09.07.27(9回) 心理社会的ケアワークショップ:中国四川省地震支援報告
08.12.04(8回) ペルー地震被災者支援モニタリング調査・報告会
08.06.27(7回) 第2回アチェフィールド調査準備会
08.05.26(6回) 第1回アチェフィールド調査準備会
07.01.12(5回) 緊急人道支援における効果的支援のあり方:「コミュニティの回復力」を高める-スワジランド干ばつ被災者支援の経験から
07.12.04(4回) 2007年スマトラ島南西沖地震被災地の合同調査の経験から
07.01.19(3回) 文献から見る人道支援:災害対応における人道支援と地域研究の連携の可能性と課題
07.01.15(2回) 人道支援情報の蓄積・共有化と活用:被災社会との『共生』を実現するために
06.12.19(1回) 人道支援の評価


◆その他

10.06.06 学術研究と人道支援:2009年西スマトラ地震で壊れたもの・つくられるもの (東南アジ学会第83回研究大会パネル)
09.11.25 東南アジア学会研究集会 支援の現場と研究をつなぐ:2009年西スマトラ地震におけるジェンダー、コミュニティ、情報
07.10.05
ドキュメンタリー映画「象の間で戯れる」鑑賞:アチェ州津波のあとの住居再建プロジェクト
06.07.17 地域研究者は被災社会に対して何ができるのか?:スマトラ沖地震・津波災害、パキスタン北部地震、ジャワ島中部地震に対する地域情報発信の経験を通じて

難民映画上映会 in 関西

2009年6-7月@京都 「ビルマ、パゴダ」
「ガーダ パレスチナの詩」
「バックドロップクルディスタン」
2009年6-7月@神戸
「大地に響く歌」
「ガーダ・パレスチナ」
「Invisible Children」
「難民 故郷をはなれて」
2008年7月5日@大阪 「引き裂かれた祖国題(Iraq in Fragments)
2008年6月26-28日@京都 「私を忘れないで:ダルフール難民キャンプの子どもたち」
「引き裂かれた祖国(Iraq in Fragments)」
「スーダン難民による映画」
「パレスチナ1948・NAKBA」

   

人材交流

◆ジャパン・プラットフォームのモニタリング調査への地域研究者の紹介

10.01 スマトラ島西部パダン沖地震支援事業モニタリング調査
山本博之(京都大学地域研究統合情報センター 准教授)
09.12.14-19 フィリピン水害支援モニタリング調査
木場紗綾(神戸大学国際協力研究科 博士後期課程)
09.11.12-12.12 スーダン南部人道支援モニタリング・評価調査
石井正子(大阪大学グローバルコラボレーションセンター 特任准教授)
08.08.16-22 ペルー地震被災者支援モニタリング調査
内藤順子(日本学術振興会特別研究員(PD);日本女子大学人間社会学部)
08.01.14-26 スーダン南部人道あ支援最終モニタリング調査
栗本英世(大阪大学グローバルコラボレーションセンター教授)
07.09.14-20 スマトラ島南西沖地震初動調査
山本博之(京都大学地域研究統合情報センター 准教授)
西 芳実(東京大学大学院総合文化研究科 助教)


◆報告会・研究会などへの地域研究者の紹介

10.05.20 日本アフガンニスタン市民社会サポートファンド勉強会
呼びかけ団体:日本国際ボランティアセンターなど
山根聡(大阪大学世界言語研究センター 教授)
09.01.23 ミャンマー・サイクロンと中国・四川地震: 被災者支援報告会 in 関西
主催:ジャパン・プラットフォーム
飯國有佳子(国立民族博物館 外来研究員)
思沁夫(大阪大学グローバルコラボレーションセンター 特任助教)

 

連絡先

JCAS社会連携部会
部会長
西芳実(京都大学地域研究統合情報センター)