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地域研究コンソーシアム 雑誌『地域研究』

地域研究コンソーシアム 和文雑誌『地域研究』


『地域研究』(Vol.11 No.2) 最新号 Vol.11 No.2 (2011年3月発行)
総特集 災害と地域研究
   [総特集にあたって]災害と地域研究:流動化する世界における新たなつながりを求めて(山本博之)
   [座談会]災害研究の新しい視座をめざして:国際社会・国家・コミュニティ(林勲男・山影進・伊東利勝・西芳実・市野澤潤平・山本博之)
特集1 災害がひらく社会
   [特集にあたって]災害がひらく社会:スマトラの経験を世界に(西芳実)
   災害対応の地域研究:被災地調査から防災スマトラ・モデルへ(山本博之)
   スマトラでの学びをハイチへ:緊急人道支援の現場から(山本理夏)
   社会の流動性と防災:日本の経験と技術を世界に伝えるために(牧紀男)
   災害からの復興と紛争からの復興:2004年スマトラ沖地震津波の経験から(西芳実)
特集2 災害がむすぶ世界
   [特集にあたって]災害から地域を見る:タイ南部におけるインド洋津波の微視的描写(市野澤潤平)
   宗教実践にみるインド洋津波災害:タイ南部ムスリム村落における津波
   災害とグローバル化の一断面(小河久志)
   創られた災害:洪水神話から出来事としての〈津波〉へ(鈴木佑記)
   プーケット復興委員会の熱い夏:インド洋津波後のプーケット在住日本人の経験におけるリスクと孤独(市野澤潤平)

定価:2520円(本体:2400円) A5判 192頁
ISBN978-4-8122-1116-8

『地域研究』(Vol.11 No.1) 最新号 Vol.11 No.1 (2011年3月発行)
特集1 金門島研究―その動向と可能性
  [特集にあたって]地域研究の対象としての金門島(川島真)
  [座談会]金門島研究の魅力と課題(陳来幸・貴志俊彦・川島真)
  僑郷としての金門:歴史的背景(川島真)
  軍事化・記憶・金門社会:1949~1992年(マイケル・スゾーニ)
  国家、地方社会とジェンダー政策:戦地金門の女性の役割およびイメージの再現(江柏●/マイケル・スゾーニ)
特集2 メディエーションとしての地域研究
  [特集にあたって]プラクシス・行動のための知識(阿部健一)
  学びあいのメディアとしての映像記録:中スラウェシの山村トンプにおける実践から(島上宗子)
  「Iターン」生活から考える都市:農村交流と農村調査(石山俊)
  国際協力でのメディエーション:研修を豊かにするために(北田多喜)

定価:2520円(本体:2400円) A5判 224頁
ISBN978-4-8122-1115-1

■ 既刊号

『地域研究』(Vol.10 No.2) Vol.10 No.2 (2010年3月発行)
特集1 社会主義における政治と学知―普遍的イデオロギーと社会主義体制の地域化
  [特集にあたって](青島陽子)
  [座談会]社会主義における政治と学知(青島陽子・青山弘之・亀山郁夫・古田元夫・田原史起・家田修)
  自然科学、哲学、国際主義:エルネスト・コーリマンの生涯をめぐって(金山浩司)
  支配者の歴史を描く:ソ連の自国史像にみる植民地支配の描写の変遷(立石洋子)
  ユーラシアの地政学としてのソヴィエト建築学:モスクワ、ノヴゴロド、北京(池田嘉郎)
  多民族領域帝国ソ連における地理学と空間・地域認識:戦後スターリン期を中心に(地田徹朗)
特集2 南アジアの手工芸と開発―日本と南アジア生産者の関わりを研究者と実践者の「対話」を通して考える
  [特集にあたって]なぜ手工芸と開発なのか(金谷美和)
  職人の支援と文化遺産の保護:インドにおける手工芸開発の変遷(中谷純江)
  インド手工芸開発と企業家的生産者の誕生:インド西部カッチ地方、職能集団による更紗生産の事例より(金谷美和)
  「カラムカリ・アーティスト」を名のる女性製作者の誕生:南インド、カラムカリ製作現場における手工芸開発の影響(松村恵里)
  NGO商品を作らないという選択:インド西部ラバーリー社会における開発と社会変化(上羽陽子)
  カンタ刺繍にみる文化とグローバル商品の生産:文化を継承するNGO(五十嵐理奈)
  実践の現場から(金谷美和)

定価:2520円(本体:2400円) A5判 293頁
ISBN978-4812210130

『地域研究』(Vol.10 No.1) Vol.10 No.1 (2010年1月発行)
特集 越境と地域空間―ミクロ・リージョンをとらえる
  [特集にあたって]越境者とミクロ・リージョンの創出(王柳蘭)
  第I部 コミュニケーションと地域の接合
   ミクロ・リージョンとしての移民社会と「本国」:「場」の生成による地域(園田節子)
   「移動」が生み出す地域主義:今日のチベット社会にみるミクロ・リージョナリズムと汎チベット主義(山田孝子)
   ムスリム・アイデンティティの再構築と越境空間の生成:在北タイ中国系雲南系ムスリムと故地とのつながり(王柳蘭)
  第II部 越境の論理と秩序
   再生/越境する寺院ネットワークが支えるボン教の復興:中国四川省、シャルコク地方の事例を中心に(小西賢吾)
   東北タイにおける女性の「出稼ぎ」と母役割:送り出し地域からみたグローバル化時代の移動の動態(木曽恵子)
   マニラにおけるフィリピン・ムスリムの婚姻実践とマリッジ・スケープ(渡邉暁子)
   ラオス・ルアンパバーンのベトナム人:度重なる政変下におけるミクロ・リージョンの創出と維持(比留間洋一)
   越境を支える制度と実践:北ラオス村落社会における出家行動の変遷と〈地域〉の再編(吉田香世子)
【論文】ミサイル防衛とグリーンランド:「チューレ問題」から「イガリク協定」締結へ(高橋美野梨)

定価:2520円(本体:2400円) A5判 197頁
ISBN978-4812210017

『地域研究』(Vol.9 No.1) Vol.9 No.1 (2009年3月発行)
総特集 アフリカ―〈希望の大陸〉のゆくえ
  [総特集にあたって]内と外からみたアフリカとアフリカ研究の現在(遠藤 貢)
  [座談会]アフリカの変容:都市・農村から国家まで(落合雄彦・島田周平・高橋基樹・松田素二・遠藤 貢〔司会〕)
特集1 変貌するアフリカ
  アフリカ独立50年を考える:アフリカ現代史の書きかえに向けて(川端正久)
  「移行期」のスーダン政治:南北和平・民主化・ダルフール危機(栗田禎子)
  暴力化した「キクユ嫌い」:ケニア2007年総選挙後の混乱と複数政党制政治(津田みわ)
  ジンバブウェのクレプトクラシー体制とそのメカニズム:2000~08年(井上一明)
  ナイジェリア都市部における移民と王制:ポスト植民地時代のアフリカにおける伝統的権威者の象徴的価値(松本尚之)
特集2 アフリカをみる世界の目
  アフリカの紛争解決に向けて:国際社会の関与とアポリア(武内進一)
  フランスからみたアフリカ:サルコジ大統領のダカールでの演説より(加茂省三)
  マラウイの対中国交樹立:なぜ中国を選ぶのか(川島 真)
  ウガンダの分権化と貧困削減:ドナーの視座の制約(笹岡雄一)
  アフリカ問題と日本(片岡貞治)
特集3 日本に息づくアフリカ
  中古自動車業を生きる滞日アフリカ人の生活動態:カメルーン人の生活戦略と母国の政治社会状況(和崎春日)
  盛り場「六本木」におけるアフリカ出身就労者の生活実践:快適な空間のためのコミュニティへの道のり(川田 薫)
  結婚、移住してガーナを生きる日本の女性たち(若林チヒロ)

定価:2520円(本体:2400円) A5判 315頁
ISBN978-4812209219

『地域研究』(Vol.8 No.1) Vol.8 No.1 (2008年3月発行)
特集1 リージョナリズムの現在―国民国家の内と外で
  [座談会]国民国家とリージョナリズム:地域統合を比較する(家田修、臼杵陽、遠藤貢、押川文子、川島真、村上勇介、山影進、(司会)山本博之)
  [特集にあたって]「地域の文化」を求める人々(山本博之)
  プラナカン性とリージョナリズム:マレーシア・サバ州の事例から(山本博之)
  「領域性」と地域:イタリアにおける地域開発と公的金融からの接近(伊藤武)
  ベルギーの連邦化の危機:ヨーロッパ化と多極共存型民主主義の観点から(若林広)
  地域アイデンティティの形成:エストニアの場合にみる功罪(小森宏美)
  2006年アチェ統治法の意義と展望:マレー世界におけるリージョナリズム(西芳実)
  細分化する地域主義とその後のポリティクス:民主化・分権化後のインドネシアから(岡本正明)
特集2 「正しい左派」と「誤った左派」のあいだで揺れるラテンアメリカ――最近の選挙過程の事例分析
  [特集にあたって]ポスト・ワシントンコンセンサス期を迎えたラテンアメリカの新たな模索(村上勇介)
  2006年メキシコ連邦選挙の分析:民主主義の揺らぎと選挙結果をめぐる対立の構図(高橋百合子)
  2005/06年チリ大統領・議会選挙:選挙制度がもたらした政治構図とコンセルタシオン政権持続の意味(浦部浩之)
  ペルーの2006年選挙の分析(村上勇介)

定価:2520円(本体:2400円) A5判 226頁
ISBN978-4-8122-0826-7 C3030

『地域研究』(Vol.7 No.2) Vol.7 No.2 (2006年3月発行)
特集 グローバル化する近代医療
  [特集にあたって](池田光穂、奥野克巳)
  [座談会]開発途上国における帝国医療の光と影(池田光穂、奥野克巳、中村安秀、門司和彦、脇村孝平、阿部健一(司会))
  疫病のグローバル・ヒストリー─疫病史と交易史の接点(脇村孝平)
  帝国医療とネイティブ女性─バースコントロールにみる身体の管理と救済の言説 (松尾瑞穂)
  現地人看護師という媒介─コモロ諸島における帝国医療の教育と実践(花渕馨也)
  セリーヌの熱帯医学、あるいは還流する近代(美馬達哉)
  近代医療を待ちながら─サラワクの辺境から眺める(奥野克巳)
  WTOの貿易関連知的所有権(TRIPS)協定とインド医薬品産業(上池あつ子、佐藤隆広)
  グローバルポリティクス時代におけるボランティア─<メタ帝国医療>としての保健医療協力(池田光穂)
小特集「コロニアル・アフリカ」と「帝国の遺産」の再考―二〇世紀世界史の省察
  [特集にあたって](井野瀬久美惠、北川勝彦)
  アフリカにおけるコロニアリズム─その歴史研究の変遷(ポール・ティヤンベ・ゼレザ)
  帝国の遺産─イギリスに対する帝国の余波(アンドリュー・トムスン)
  「他者」への想像力─大日本帝国の遺産相続人として(成田龍一)
小特集 脱北者問題の実態と研究
  [特集にあたって]脱出者問題の動向と研究の必要性(李愛俐娥)
  脱北者発生の背景と今後の展望(李琴順)
  中国東北地方における脱北女性への人道支援に向けて(白永玉)
【個別論文】カタルーニャにおける地域行政の構築をめぐる諸問題─広域基礎行政の編成をめぐる二つのモデルの相克(竹中克行)

定価:3255円(本体:3100円) A5判 344頁
ISBN4-582-48145-0 C3025

『地域研究』(Vol.7 No.1) Vol.7 No.1 (2005年6月発行)
特集1 方法としての地域研究
  [特集にあたって](押川文子)
  [座談会]研究室からフィールドへ─生活の場で考える(石田紀郎、原田正純、平松幸三、阿部健一(司会))
  紛争地域の復興・開発支援─地域研究から実践を考える(石井正子)
  地域にとって地域研究者とは何か─マレーシア・サバ州のバジャウ人研究に見る当事者性と外来者性(山本博之)
  日米における中東イスラーム地域研究の「危機」─九・一一事件後の新たな潮流(臼杵陽)
  リーディング・ガイド(大塚和夫)
  リーディング・ガイド(斎藤修)
  リーディング・ガイド(原洋之介)
  リーディング・ガイド(山田勇)
特集2 地域研究資料の新地平
  [編集にあたって](帯谷知可)
  地域研究をめぐる史資料状況─現状と課題(藤井毅)
  英国議会資料(センサス)映像化をめぐる諸問題(安元稔、山本千映)
  中央アジア地域研究希少資料デジタル化の試み(帯谷知可)
【個別論文】ペルーの選挙運動─二〇〇〇年選挙におけるある国会議員候補の事例(村上勇介)

定価:2520円(本体:2400円) A5判 216頁
ISBN4-582-48144-2 C3025

『地域研究』(Vol.6 No.2) Vol.6 No.2 (2004年11月発行)
特集1 パスポートをめぐる力学─国籍・市民権・移動
  [編集にあたって](押川文子)
  [座談会]パスポートをめぐる力学(飯笹佐代子、臼杵陽、梶田孝道、加藤普章、趙慶喜、陳天璽、押川文子(司会))
  市民権の重層化と帰化行政(近藤敦)
  包摂と排除の政治力学─オランダにおける市民権/国籍の過去・現在・未来(吉田信)
  南アジアにおける難民と国籍(佐藤宏)
  便宜的な国籍─フジモリの日本国籍問題に寄せて(村上勇介)
特集2 周辺から見る「EU」─二〇〇四年EU拡大をめぐって
  [編集にあたって]─ヨーロッパ連合(EU)の東方拡大(小森宏美)
  チェコの政党政治と欧州懐疑主義(林忠行)
  EU加盟という「選択」─エストニアとラトヴィアを事例として(小森宏美)
  待たされるトルコ(八谷まち子)

定価:2520円(本体:2400円) A5判 216頁
ISBN4-582-48143-4 C3025

『地域研究』(Vol.6 No.1) Vol.6 No.1 (2004年4月発行)
  [『地域研究』リニューアルにあたって]地域から世界を考える市民の知をめざして(押川文子)
特集1 試される民主主義─イラク戦争後の中東
  [編集にあたって](臼杵陽)
  戦後イラクにおける社会のイスラーム化とイスラームの政治化(酒井啓子)
  バアス主義における「自由」と「民主主義」(青山弘之)
  軍国民主主義─戦時下の中東地域における民主化(アフマド・アブドゥッラー)
  深まる占領の傷─イラク・バグダードからのレポート(土井敏邦)
  外からの「民主化」の挫折─パレスチナ自治政府におけるアッバース内閣の崩壊の意味(臼杵陽)
  ネオ・コン・シオニズム─ブッシュ政権を動かす思想(クロダ・ヤスマサ)
  試される「デモクラシー」─イラン・イスラーム共和国とブッシュ政権(松永泰行)
  スーダンにおける民主主義の伝統と将来の展望(栗田禎子)
  リーディング・ガイド(臼杵陽)
  リーディング・ガイド(長沢栄治)
  リーディング・ガイド(黒木英充)
特集2 アフリカ女子割礼
  [編集にあたって](富永智津子)
  「女子割礼」をめぐる研究動向─英語文献と日本語文献を中心に(富永智津子)
  FGMの起源と文化─女性の健康とジェンダー・セクシュアリティの視点から(若杉なおみ)
  国家と伝統のはざまで─エチオピア西南部クシ係農牧民ホールにおける女子「割礼」(宮脇幸生)
  〈「女子割礼」/FGM 〉問題の歴史的考察のために─南部アフリカの女子イニシエーションをめぐる最近の研究から(永原陽子)
  「帰郷」の中のディアスポラ─ウクライナにおけるユダヤ人巡礼と競われる二つの聖地─(赤尾光春)
  穀倉地域とプランテーションの港─仏領期カンボジアにおける地方都市コムポン・チャームの発展(北川香子)

定価:3255円(本体:3100円) A5判 336頁
ISBN4-582-48142-6 C3025


『地域研究論集』(Vol.5 No.2) Vol.5 No.2 (2003年3月発行)
特集 グローバル化とアジア社会の変容─東南アジア地域研究の視点から
  [編集にあたって](吉原直樹)
  [座談会]グローバル化とアジア像の再審(臼杵陽、熊谷圭知、倉沢愛子、後藤乾一、濱下武志、吉原直樹(司会))
  プライメイト・シティからアジア・メガシティへ─アジア像の再審のために(吉原直樹)
  インドネシアにおけるイスラーム主義とモダニティの交錯(見市健)
  熱帯のメトロポリス クアラルンプル断章─スクォッター都市から世界都市へ?(藤巻正己)
  変容する路地裏空間とインフォーマルセクターの地層─ジャカルタのカンプンにおけるプガダン・クリリンについて(ラファエラ・D・ドウィアント)
  パプアニューギニア:空間の仕切り直しとローカリティの揺らぎ─辺境の「旅」とフィールドワーカーの位置性をめぐって(熊谷圭知)
小特集 イスラエルのパレスチナ人─アラブ・マイノリティへの暴力の構造
  [編集にあたって](臼杵陽)
  ユダヤ人国家とマイノリティ─独立宣言と基本法の視角から(臼杵陽)
  シャロン政権下におけるパレスチナ人マイノリティ(アフマド・H・サァディー)
  出口のない環の中で─アル・アクサ・インティファーダの余波とイスラエル・アラブ社会(菅瀬晶子)
小特集 緊迫する朝鮮半島情勢の基層を探る─北朝鮮の経済衰退と韓国の政治変化
  [編集にあたって](臼杵陽)
  北朝鮮における経済政策の変遷と今後の展望─1980年代以降を中心に(趙明哲)
  インターネットと韓国大統領選挙─言論権力VSインターネット権力を中心に(玄武岩)
  国籍の再検討─ソ連邦崩壊後のエストニアを事例として(小森宏美)
  「両刃の剣」としての地域研究─編集後記に代えて(臼杵陽)

定価:3255円(本体:3100円) B5判 236頁
ISBN4-582-48140-X C3025

『地域研究論集』(Vol.5 No.1) Vol.5 No.1 (2003年2月発行)
特集: 「9・11」以降、世界は変わったのか─地域研究の視点から
  編集にあたって(臼杵陽)
  [座談会]「新たな秩序」を地域の側からとらえなおす(李鍾元、油井大三郎、酒井啓子、高原明生、内藤正典、臼杵陽(司会))
  ①インドネシア
   ツインタワー、アメリカ、そしてイスラーム─インドネシアからの問いかけ(セノ・グミラ・アジダルマ)
  ②タジキスタン
   9・11事件から一年─タジキスタンの対応(サオダト・オリモヴァ、ムザッファル・オリモフ)
  ③イラン
   迷走のイラン内政と対米関係─9.11事件と「テロ」問題の波及(吉村慎太郎)
  ④北東アフリカ
   9・11事件とアフリカ─ソマリアとスーダン(栗本英世)
  ⑤イギリス
   「特別な関係」?─9・11以降の英米関係とその歴史的背景(木畑洋一)
  ⑥フランス
   自閉に向かうヨーロッパ?─新しいナショナリズムの台頭(畑山敏夫)
  ⑦ドイツ
   9・11とドイツ(高橋進)
  ⑧ロシア
   テロと向き合うロシア─問われるそのアイデンティティ(中村裕)
  ⑨アメリカ
   「9・11」一周年のアメリカの不安(森孝一)
  形成期のオリア・アイデンティティ─1867年から1870年のオリア語論争について(杉本浄)
  宝石のくにの出現─パイリン興隆史(北川香子)
[地域研究企画交流センター活動報告]

定価:3045円(本体:2900円) B5判 160頁
ISBN4-582-48139-6 C3025


『地域研究論集』(Vol.4 No.1) Vol.4 No.1 (2002年3月発行)
特集:つくられる地域、こわされる地域─歴史の実体と認識の枠組み(古田元夫)
  南アジア:地域ネットワークのゆくえ(水島司)
  外交と地域
   東アジア外交史からの「地域」像(川島真)
   ベトナムと東南アジア(古田元夫)
  歴史認識の枠組としてのアフリカ地域
   世界史との接点を探る(富永智津子)
  「辺境」の抵抗
   ソロモン諸島ガダルカナル島における「民族紛争」が意味するもの(関根久雄)
  カストムにおける所有的側面
   ヴァヌアツ・トンゴア島民の事例を中心に(白川千尋)
  1990年代ペルーの政治過程分析に向けた予備的考察
   第1期目のフジモリ政治を見る二つの視角(村上勇介)
  グローバリゼーションと小零細企業
   ペルーの事例に関する予備的考察(佐野誠)
[地球研究の視点1]人類連合の模索にむけて
   大規模テロとアフガン戦争(松原正毅)
[地域研究企画交流センター活動報告]

定価:3045円(本体:2900円) B5判 160頁
ISBN4-582-48135-3 C3025


『地域研究論集』(Vol.3 No.2) Vol.3 No.2 (2000年12月発行)
特集:揺らぐジェンダー─地域社会から考える(押川文子)
  ポストコロニアル状況における宗教とジェンダーの語り(川橋範子)
  差異の交差するところ
   北タイ山地における民族間結婚(速水洋子)
  アタバの娘事件を読む
   現代エジプト社会における性の象徴性(長沢栄治)
  インド英字女性雑誌を読む
   90年代都市ミドル・クラスの女性言説(押川文子)
  テュルク英雄叙事詩の地域的特徴
   『チョラ=バトゥル』の分類をもとに(坂井弘紀)
  緊張する「周縁」
   「北アイルランド問題」におけるナショナル・アイデンティティ(尹慧瑛)
  ペルーにおける「国民」理念の形成
   1920年代のホセ・カルロス・マリアテギの場合(小倉英敬)
[地域研究企画交流センター活動報告]

定価:3045円(本体:2900円) B5判 172頁
ISBN4-582-48131-0 C3025

『地域研究論集』(Vol.3 No.1) Vol.3 No.1 (2000年3月発行)
特集:世界を映す大英帝国─「英国議会資料」を読む(川勝平太)
  「英国議会資料」の概観(P.マサイアス)
  「英国議会資料」と日本(L.M.カレン)
  「英国議会資料」に関する考察(A.J.H.レイサム)
  「英国議会資料」とタイ経済史研究
   1850年代から第一次世界大戦まで(宮田敏之)
  近代日本史研究と「英国議会資料」
   明治維新史研究を中心に(鵜飼政志)
  弁当からミックス・ランチへ─博物館とハワイ日系移民史の表象(矢口祐人)
  アメリカ合衆国におけるヘイトクライム法とその問題点(新恵里)
  地球環境と水系(和田英太郎)
  海洋交通と都市化に関連したデング/デング出血熱の伝播動態(川端眞人)
[地域研究企画交流センター活動報告]

定価:2940円(本体:2800円) B5判 152頁
ISBN4-582-48129-9 C3025



『地域研究論集』(Vol.2 No.2) Vol.2 No.2 (1999年9月発行)
特集:開発援助と地域研究─グローバリゼーションと地域の発展(大芝亮)
  開発援助政策における普遍的アプローチと地域性(大芝亮)
  グローバリゼーションとポスト・コロニアル世界の位置
   国際政治理論の脱構築(北村治)
  国境をまたぐ開発協力と地域の安定
   冷戦後インドシナにおける開発の現状と課題(大平剛)
  NGOのグローバル・ネットワークと世界銀行(戸田陽一郎)
  ポピュラー・ヒンドゥーイズムにおける憑依カルトの位置づけ
   西ネパールのマスト・カルトへの分析視角を求めて(安野早己)
  文化変容と民族的アイデンティティの変遷
   中国・青海省河南モンゴル族自治県の事例より(シンジルト)
  南沙諸島海域におけるサマの漁業活動
   干魚と干ナマコの加工・流通をめぐって(赤嶺淳)
  「部分出産中絶禁止法案」(1995、1997)とアメリカのプロチョイス運動(緒方房子)
[地域研究企画交流センター活動報告]

定価:3255円(本体:3100円) B5判 188頁
ISBN4-582-48128-0 C3025



『地域研究論集』(Vol.2 No.1) Vol.2 No.1 (1999年3月発行)
特集:帝国日本の残像─地域研究と植民地学(臼杵陽)
  「地域研究」というアリーナ
   戦後沖縄研究をめぐって(冨山一郎)
  地域研究と植民地人類学(中生勝美)
  北海道における植民地統治と地域史の欠落
   アイヌ民族の視点と地域研究(上村英明)
  紛争とムスリム女性
   MNLFと政府軍の武力対立に関する一考察(石井正子)
  カザフ民族史再考
   歴史記述の問題によせて(宇山智彦)
  1980年代のアンデス・ユートピア論に関する一考察
   ペルー現代思想史の視点から見た評価(小倉英敬)
  ペルーにおける下層民と政治
   1980年代以降の研究の特徴と今後の展開に向けての課題(村上勇介
) [地域研究企画交流センター活動報告]

品切 B5判 188頁
ISBN4-582-48127-2 C3025


『地域研究論集』(Vol.1 No.2) Vol.1 No.2 (1988年6月発行)
特集:人が大地に刻むもの─地域生態史の試み(吉田集而)
  地域生態史の視点(阿部健一)
  生態史研究へのアプローチ
   中央アフリカ熱帯雨林の例から(市川光雄)
  生態論理と地域研究(古川久雄)
  地域研究としての地域生態史
   ニュージーランドの場合(吉田集而)
  ウズベキスタンにおけるバスマチ運動の見直しとその課題(帯谷知可)
  新生「タクフィール・ワ・ヒジュラ」の思想と行動(中田考)
  国境を越えるアメリカの政党活動(大津留(北川)智恵子)
  極小島嶼の経済的自立(高橋康昌)
  地域研究・開発研究と近代国家論の「異床同夢」
   南太平洋島嶼国家の群像をめぐって(佐藤幸男)
  追悼 井上民二君(松原正毅)
[地域研究企画交流センター活動報告]

品切 B5判 272頁
ISBN4-582-48125-6 C3025


『地域研究論集』(Vol.1 No.1) Vol.1 No.1 (1997年8月発行)
[創刊号]創刊にあたって(松原正毅)
特集:地域研究の海へ─その方法と可能性
  地域研究序論(松原正毅)
  地域研究の構図
   名称にこだわって(立本成文)
   <世界単位>の考え方(高谷好一)
   「知」としての社会科学、「愛」としての地域研究(五十嵐武士)
[論文]
  パレスチナ/イスラエル地域研究への序章
   イスラエル政治社会における<他者>の表象の諸問題(臼杵陽)
  地域間比較研究から地域間交流をめざして
   西アフリカのサバンナ帯への東北タイ農耕の応用(若月利之)
  砂漠に消えた「革命」
   近代エジプトの遊牧民「革命」(高橋康昌)
[研究ノート]
  ペルーにおける選挙制度の史的展開
   一つの接近(村上勇介)
[活動報告](押川文子)

品切 B5判 248頁
ISBN4-582-48124-8 C3025