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JCAS次世代ワークショップ「墓場から覗く人間世界―墓石をめぐる学際的研究の可能性II」(墓場セミナー第二弾)

主催・共催・その他 主催:地域研究コンソーシアム次世代支援プログラム、綜合地球環境学研究所
広報協力:Fieldnet
種類 研究集会
対象分野 社会・文化(宗教,民族,ジェンダー,移民),歴史・地理・建築,言語・文学・芸術
対象地域 世界
開催地方 近畿
開催場所(詳細) 綜合地球環境学研究所
〒603-8047京都市北区上賀茂本山457番地4
Tel.075-707-2100(代表)Fax.075-707-2106(代表)
開催時期 2012 年 02 月 04 日 13 時 00 分 から 2012 年 02 月 04 日 18 時 30 分 まで
プログラム 13:00~ 挨拶 椎野若菜(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
13:10~ 趣旨説明 小西公大(東京外国語大学特定研究員)
13:30~ 中村大(総合地球環境学研究所)「縄文時代の墓に表現された格差は何を意味するのか」
14:00~ 乾睦子(国士舘大学理工学部)「石は世につれ―日本の石材産業の歴史」
14:30~ Tea Break
15:50~ 越智郁乃(広島大学大学院総合科学研究科)「墓に集う、墓に遊ぶ―現代沖縄墓場考」
16:20~ 鈴木洋平(東京大学大学院)「骨が生み出す墓―台湾における死者の骨と墓の立地」
16:50~ 里見龍樹(東京大学大学院博士課程)「『海の上の墓地』とその現在」
17:20~ 全体討論
コメンテーター:的場澄人(北海道大学低温科学研究所)
概要 すべての人間社会において、死者は適切な形で処理されなければならない。そして死者たちは、生きている人間の記憶の中に、そして物理的空間に、ひっそりと封じ込められる。逆説的だが、墓場とは、そんな死者たちの「生きる」場所であり、生きる人々の死者(または死という現象)への思いが凝縮された形で顕在化する、「生/死」混在のテクスト空間なのだ。
 墓場セミナー第二弾。前回は墓石そのもののマテリアリティにこだわり、その石たちのもつ魅力(物質性・特質・形状・意匠)から、死をめぐるフェティシズムの根源を明らかにしようとした。そして今回。墓場という空間から、生ける人間たちの世界を投射してみたいと思う。死者を思うことは、生者のなせる業。この世俗世界にひっそりと囲われた特異な空間から、そんな人間の性を抽出できるだろうか。社会の構造とは?政治権力とは?欲にまみれた経済とは?生/死の観念とは、、、?今回も、地質学、考古学、人類学、民俗学、社会学と、学際的なメンバーを取りそろえた。さあ、死者の魂に寄り添いつつ,右往左往する人間たちの世界を投射してみよう。
参加費 -
対象 -
言語 日本語
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