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シンポジウム「ブラジル・アマゾンの森に学ぶ持続可能な社会」

主催・共催・その他 上智大学イベロアメリカ研究所
種類 一般向け講演会
対象分野 社会・文化(宗教,民族,ジェンダー,移民),戦争・平和・災害・開発,自然環境・農林漁業・食品
対象地域 ラテンアメリカ・カリブ海地域
開催地方 関東
開催場所(詳細) 上智大学四谷キャンパス
中央図書館棟9階921会議室
http://www.sophia.ac.jp/jpn/top/info/access
開催時期 2017 年 11 月 30 日 17 時 00 分 から 2017 年 11 月 30 日 19 時 00 分 まで
プログラム 1.「アグロエコロジーがアマゾンを救う」… 印鑰智哉(日本の種子を守る会事務局アドバイザー)
2.「先住民の現在と主体的で持続可能な未来」… 下郷さとみ(フリージャーナリスト)
3.「土地への闘い 社会的再生手段としての土地なし農民運動」… 石丸香苗(岡山大学准教授)
4.「ソーシャルデザイン 地域文化の回復」… 鈴木美和子(大阪市立大学都市研究プラザ特別研究員)
パネルディスカッション「アマゾンからの呼びかけと私たちの社会の作り方」
司会:マウロ・ネーヴェス(上智大学教授)/パネルモデレーター:田村梨花(上智大学教授)
概要 アマゾンは地球環境問題のホットスポットです。すでにブラジル・アマゾンだけで75万平方キロメートル、20%もの森林が失われました。最近では本来湿潤なアマゾンで短い間隔で大規模な干ばつが発生しています。2000年代に入り政府やNGOなどの努力で森林破壊面積は大幅に減少しましたが、開発圧力は決して弱まっていません。現政権は、アグリビジネスの利益を擁護し、これまでの環境保護政策を反故にしようとしています。
本シンポジウムの目的は、アマゾンに暮らす民衆の環境保護のための営為を学び、どのように持続可能な社会を創造するかを考えることです。アマゾンでは1970年代以降開発と環境破壊が急速に進むなかで、セリンゲイロ(ゴム樹液採取労働者)、先住民をはじめとする民衆が、教会やNGOなどの支援を受けて、無秩序な開発に抵抗し、自然と共生する持続可能な開発を実践し国内外に提案してきました。シンポジウムでは、そうした実践のうち、アグロエコロジー、先住民運動、土地なし農民運動、ソーシャルデザインの4つをとりあげ、持続可能な社会の可能性と課題について議論し、理解を深めたいと思います。環境問題への取り組みは、アマゾンの民衆の声を聴き学ぶことで終わるものではありません。われわれには、環境問題を引き起こす経済成長と消費主義を超えて、オルタナティブな社会や生活様式の実現が求められています。パネルディスカッションがこうした問題を考える場になればと思います。皆さまのご来場と議論への参加を期待します。
参加費 無料
対象 -
言語 日本語
連絡先 上智大学イベロアメリカ研究所
http://dept.sophia.ac.jp/is/ibero/
URL http://dept.sophia.ac.jp/is/ibero/
その他 予約不要