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次世代支援・ワークショップ

大学院教育・次世代支援プログラム部会

 次世代研究者(博士課程後期の大学院生、各種研究員、助教など)のイニシアティヴによるワークショップ・セミナーの企画・開催を支援する活動を担当します。

ワークショップ・セミナー

 

地域研究コンソーシアム(JCAS) 次世代ワークショップ募集

概要:次世代研究者(博士課程後期の大学院生、各種研究員、助教など)のイニシアティヴによるワークショップ・セミナーの企画・開催に関わる募集を行います。研究企画をおこなうことは、自分自身の研究の枠組みを拡げるとともに、研究者間ネットワークを紡ぎ、それを活きたものにする好機となります。

 今年度より公募種類は4つとなります。応募の際にはどちらの公募枠を希望するか明記してください(複数の公募枠に申請することも可能です)。

1.「年次集会開催枠」(募集件数:1件)
 毎年11月初旬に開催される地域研究コンソーシアム年次集会にあわせ、同一会場、同一日程で開催するワークショップ企画募集です。年次集会にあわせてのワークショップ実施は、多くの地域研究者に研究企画を知ってもらい、さまざまなコメントを得る機会となります。本年度の年次集会は11月5日(土)で、ワークショップは翌日の6日(日)に開催していただきます。会場は大阪大学です。旅費、広告宣伝費などを支援します。

2.「東南アジア地域研究枠」(募集件数:1件)
 東南アジア地域研究、東南アジア地域に関連する企画の募集です。開催会場、開催日時は自由に決めることが可能です。旅費などを支援します。

3.「境界研究(ボーダースタディーズ)枠」(募集件数:1件)
 ボーダースタディーズに関わる企画の募集です。開催会場、開催日時は自由に決めることができます。事業終了後に成果もしくはその一部を『境界研究』もしくは『Eurasia Border Review』に発表することが条件となります。旅費などを支援します。

4.「自由課題・自由開催枠」(募集件数:2件)
 従来と同様に、2011年度内に実施される研究企画に関わる旅費などを支援します。 どの公募の種類も1件あたりの支援金額の上限は40万円です。大学・研究機関の壁(組織内部の壁も含む)を超えた連携性があることが望ましいですが、何より地域研究にかかわる次世代の研究者および実務者(NGO・NPO等)の魅力ある企画を歓迎します。

■ 応募条件
1. 企画は2011年度内に実施すること。
2. 企画責任者は地域研究コンソーシアム年次集会(2011年11月5日)において企画事業について口頭報告すること。
3. 実施と成果出版にあたっては、地域研究コンソーシアムの「地域研究次世代ワークショップ・プログラム」によるものであることを明示すること。
4. 企画について、事前に地域研究コンソーシアムのホームページや加盟組織メーリングリストを通じて広報するなど、公開性のある活動とすること。
5. 完了後は、実施報告(800~1200字)を地域研究コンソーシアムの事務局に提出すること(この報告は地域研究コンソーシアムのホームページに掲載されます)。

■ 応募資格
 本プログラムの主旨に合致する地域研究者または地域研究機関、地域研究コンソーシアム加盟組織に所属する研究者をアドバイザーとして企画に加えてください(企画参加者と兼ねてもよい)。アドバイザーには、申請書の作成はもとより、会計をはじめとした事務運営の実際について適切な指導と助言を期待します。

■ 応募方法
 下記の所定事項を記入した応募申請書をメールで送付してください。とくに書式は設けません。

■ 応募申請書に記載が必要な所定事項
1. 企画名
2. 企画の種類(「年次集会開催枠」「東南アジア地域研究枠」「境界研究枠」「自由課題・自由開催枠」のいずれに該当するか記入すること。複数の公募枠に該当する場合、複数の公募枠を記入してください。)
3. 企画責任者氏名
4. 企画責任者連絡先(住所、電話、ファックス、E-mail)
5. 企画の概要(1200字以内)
6. (「自由開催枠」の場合)開催予定場所
7. (「年次集会枠」以外)開催予定場所
8. 地域研究コンソーシアムによる支援を希望する経費(国内旅費と会場費の費目別に、おおむね科学研究費補助金の基準で計算し、経費内訳と概算額を明示してください。旅費については支給対象者数と発着地を記入してください。採択決定後、詳細については地域研究コンソーシアム事務局とご相談いただきます。)
9. 企画参加者および役割分担一覧(地域研究コンソーシアム加盟組織のメンバーに○印をつけてください。アドバイザーについては、連絡先メールも併記して下さい。)
10. 共催・後援・協賛等となる地域研究コンソーシアム以外の組織名とその負担内容
11. 期待される効果(400字程度)

■ 申し込み先
 上智大学アジア文化研究所内
 地域研究コンソーシアム次世代支援部会担当 福武慎太郎 宛
 E-mail: jisedai.workshop@gmail.com

■ 締め切り
 2011年6月30日(木)必着

■ 結果通知
 応募書類を地域研究コンソーシアムの教育・次世代育成作業部会および運営委員会で検討審議し、企画責任者に採否を連絡します(7月下旬を予定)。採択の場合、必要な事務連絡はあらためて地域研究コンソーシアム事務局からおこないます。なお、採否についての問い合わせは受けつけません。

■ 公募期間
 2011年6月1日(水)~6月30日(木)

■ 注意事項
1. 企画責任者は地域研究コンソーシアム年次集会で概要を発表のための旅費を申請書にもりこんでください。
2. 経費については以下の点にご留意ください。
 ・ 国内旅費には往復の交通費と日当・宿泊料が含まれます。
 ・ 会場費は正式な見積書・請求書・領収書を発行できる場合に限ります。
 ・ 謝金は支払えません。経費には含めないで下さい。
 ・ 交通費と日当・宿泊料は科学研究費補助金に準じ、その支払いも、所定の手続を行っていただいた場合、実施日の数日前以降となります。宿泊の予約をする際に予約金が必要な場合は、アドバイザーに立替払いを頼んで下さい。
3. 採択の場合には、セミナー等開催の1ヶ月前までに支出のための書類を提出していただきます。最終書類の作成にあたっては、地域研究コンソーシアム事務局の指示にしたがってください。なお同事務局への最終的書類の提出がおくれた場合、企画の実施ができないことがあります。また、応募時とくらべて企画の内容が著しく変更されていたり、経費が著しく増額になっていたりするような場合には、採択後でも採用を取り消すことがあります。

■ ポスター (PDF:487kB)

今年のワークショップ・セミナー

募集枠 企画題目 企画責任者(所属) 開催日
年次集会開催 イスラームが経済に与えるインパクト―グローバル・モダンにおけるその実態とダイナミズム― 福島康博(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・研究員) 2011年11月6日
大阪大学 大阪のトランスナショナルな子どもたちの教育を考える 矢元貴美(大阪大学大学院人間科学研究科・博士後期課程) 2011年11月6日
東南アジア地域研究 東南アジアにおける「地域」とは何か 伊藤未帆(日本学術振興会・特別研究員/東京大学) 2012年1月8日
境界研究(ボーダースタディーズ) 文明の境界、政治の限界―比較の中のパレスチナ/イスラエル複合紛争 飛奈裕美(日本学術振興会・特別研究員/京都大学) 2012年1月中旬
自由課題・自由開催 墓場で/から繋がる―墓石をめぐる学術的研究の可能性 小西公大(東京外国語大学・特定研究員) 2012年2月4日
自由課題・自由開催 地域研究とキャリアパス―地域研究者の社会連携を目指して 日下部尚徳(日本学術振興会・特別研究員/大阪大学) 2012年2月11日
境界研究(ボーダースタディーズ) 「人間と動物の境界」は地域研究の対象たりえるのか―アフリカとメラネシアからの発信 田所聖志(東京大学大学院医学系研究科・特任助教) 2012年2月13日

過去のワークショップ・セミナー

これまでに開催されたワークショップについてはコチラをご覧ください。